飼い犬に手をかまれる。って言葉がある。



ありえないこと、まれなこと、信じられないこと。

のようなニュアンスになる。




昨日、その飼い犬にかまれた飼い主を助けるため、警官が発砲したというニュース。

それも13発。


これが物議をかもしている。




イヌは警官に向かってきた、だから妥当だと、警察が主張する。




でも、みんな思ってる。



ようするに、腕が悪いのね。





まあ、おそらくそういうことだと思う。

どう弁明しても、そういうことだと思う。





でもまあ、そうそう発砲する機会なんでこの国では、ない。


相手がイヌ一匹とはいえ、きっとあわてたんだろうなあ。





だけど。13発の銃弾のどれだけが、どこに飛んで行ったのか、想像すると怖い。






飼い主を噛んだイヌ、どういうイヌだろう。


おそらく・・・。




と思っていたら、案の定、紀州犬。


きっと日本犬だろうとふんでいた。






昔、警察犬訓練所の人に聞いたことがる。


シェパードやコリーがわんさといる庭で。


その人は言った。




怖いのは、日本犬なんですよ。実は。

どんなに慣れても、私たちは警戒します。






その人の話。

ずううっと飼っていた日本犬に、ある時飼い主が、背をむけて座った。

そしたら、首根っこをガブリとやられ死んでしまった。

こういう話は日本犬には多いんです。





どうやら、日本犬には、突然「野生」が登場するようなのだ。




オオカミの血が、連綿と流れているようなのだ。






かくいう私は、飼い犬に二度も手を噛まれた。



チャウチャウという、当時人気の犬。


これも、突然だった。





後で知った。


この犬、日本犬ではないけど、系譜からいうとオオカミに近いらしい。

(ちなみにシェパードみたいに、姿がオオカミ系でも、血は遠いってのもある)


犬の牙の痛みは、ひどかった。



皮を裂かれる感じ。




今でも薄く跡が残っている。





もちろん、個体差はあるけれど、日本犬にはくれぐれも注意なのです。




秋田犬なんて、ものすごく可愛いけど、実は大変な犬なのですなあ。



ハチ公を触るくらいで良しとしましょ。