水害の様子を見ては、ああ無情。


まったく、自然ときたら、容赦ない。


暗い気持ちで床に入った。





そして、朝方。


デカい揺れがきた。




ゴゴンとぶつかるように揺れた。


ここらあたりは震度4強くらいか。





自然災害で、家や家族や友人をなくし、人生の希望の道を閉ざされる。



それって、まったくひとごとじゃない。


誰にでも起こりうること。



でも、希望はついえたようにみえても、あんがいしぶとい。




それこそ、暗く冷たい雪の中にあっても、いつか花と咲くことをたくらんでいる。




それが希望って花なんだと思う。







濁流にのまれ流された家を見つけ、部屋の中によじのぼり。

若いお父さんとお母さんが、必死で見つけたもの、それは子供たちの写真だった。

おそらく七五三の記念写真。



あった!あった!

と叫ぶお母さんは、その時、希望を見つけたのだろう。




良かった。あって。

胸に抱く写真は、これからのこの家族の希望の道そのものだ。






だから。


この先、なにがあっても大丈夫。

そう思うことにした。



地震でぺちゃんこになっても、希望の花を見つけてやる。

そう思うことにした。






ちなみに、新曲「うまれてきてくれて ありがとう」の中にこんな言葉が。


「どんな明日もこわくない」





ここが一番好きなんです、わたし。