自分の国のことは、なかなかわからない。


わかった気になっても、やっぱりわからない。


そこいくと。


ギリシャのことは、ものすごくよくわかる。


よくわかる。ような気になる。




とんでもない経済政策をして、お金ばらまき。


国民はそりゃ喜ぶ。


年金なんて夫婦で52万ももらえたっていうだから。


パソコン使えるだけで手当が出たっていうんだから。




そんなこんなで、当然立ちいかなくなって、助けを求める。


EUは自分たちへの影響も考えて支援をする。


とうぜん、あれこれとギリシャに緊縮策を指示をする。



ところが、ギリシャの人たちは窮屈になる。


もうこんなのイヤだと思う。


デモをする。


選挙をする。



そして、今の首相が選ばれた。


反緊縮の人だ。



誰彼にいろいろいわれて、そんなのイヤだ。

ギリシャにはギリシャの誇りがある。



EUをつっぱねる。


ところが借金の返済は迫る。



とうとうにっちもさっちもいかなくなった。



EUのみんながいう。

だからさあ、やっぱり緊縮してもらってさあ、そんで少しづつ借金返せばいいじゃん。


ところが。

ギリシャ君はたじろがない。




もうこうなったら国民投票だもんね。という。




EU仲間は、どひゃあ、なにいってんだ、いまごろ。

もう、こんなわけわからんヤツとはつきあえない。と怒って帰ってしまう。





なんかとてもわかりやすい。



律儀な日本人の私なんかは、助けてもらってんだから緊縮するのは当たり前だよね。と思う。



(きっと、ほとんどの人がそう思うだろうし、、EUもそう思ったんだろうけど)



ヴィトンのバッグ持って「緊縮反対」のシュプレヒコールしてる人見ると、どうもわりきれない。



これ以上緊縮されたら生活できないよ、というわりにみんな余裕がある。



ところが。



太鼓叩いて「緊縮反対」を叫ぶ、ギリシャの人たち見てると、今度はだんだんわからなくなってくる。



後先考えれば、当然のように道は一つだろうに、これはいったいなんなんだと思う。




わかりやすかった話が、わからなくなってくる。




ギリシャ。


この歴史的大国。



どうも奥が深そうだ。



そういえば。


ギリシャ神話って、謎だらけだった。


神話なのに理不尽ばかり。


日本の神様仏様とまったく違う、好き勝手な神様たち。


なんだこいつら。子供心にいぶかしんだ。





そうか、ギリシャって、他の国とぜんぜん違う国なのかもしれないなあ。


興味出てきちゃうなあ。



 
まずいギリシャ料理店の愛想のいい店長みたいな首相の、これからやいかに。


わくわくするなあ。




って。

そんなこと言ってる場合じゃありませんでした。


仕事、出かけます。




今日は「ミネソタの卵売り」と「時の流れに身をまかせ」を唄います。



これまた、どひゃあ。