ああ、なんちゅうことか、今起床。

九時間近く寝たことになる。

ああ、うれしい。



昨日は一睡もしていないというのに、元気に夜までがんばれた。

一睡もしていないほうが、案外と元気なのはこれまでにもよくあった。



カラダのスイッチが、非常時用に入ってしまうのかもしらない。

それこそ、地震のときにも助けてもらった自家発電みたいな電源。


そんなもんが、カラダのどこかにもあるのかもしれない。



計七カ所で、新しいアルバムのことを話していると、このアルバムってのは、まったく自分のために作った、そんな気がしてきた。



この国の、過ぎてしまった時代。

その情景や人に思いを馳せる、これって、私の大好きなことだ。



本でも映画でも、そういうの好き。

自分が、そこに立って生きてる錯覚にドキドキする。


たとえば。
淡谷のり子さんの「雨のブルース」。


暗いさだめにうらぶれ果てし身 さまよう雨の舗道

なんて唄えば、その頃のヤワなハイヒールとガサツな石畳に似た舗道が浮かんで、よけいうらぶれた気持ちになる。


すへてこの調子で、こんな幸せを仕事でいただいたのだから、他のさまざまなシンドさなんて、もうチョロい。ガマンする。


そう、大阪で気づいたのであります。



おおきに。大阪。

てことで、今日もまたガンバりますわ。


しかし、ほんま夏ですわ、大阪。