河は広く渡れない。

飛んでゆく翼もない。

もしも小舟があるならば、漕ぎ出そう二人で。



これが、昨日唄った「広い河の岸辺」の一番の歌詞だ。


河は広い。

たいてい広い。


どうみても渡れそうもない、そんな河ばっか。


クチハバッタイけど、それがきっと人生ってやつなんだろう。



それは、被災地を目の前にしての無力感だったり、

まったくココロの通じない人を説得する時だったり、

自分自身の闇を見つめた時だったり。



考えてみれば、いたるところ広い河ばっかりだ。



河は壁とおなじ。

そこで立ち止まるのか、進むのか。

どちらかしか、ない。


立ち止まって、そこで暮らすって手だってある。

そのうち、河や壁は、風景になる。


なにもムリに渡ったり登ったりしなくったって、いい。


だけどやっぱり。

渡りたい。登りたい、進みたい。



どうせ、死んじゃうんだからね。

それは同じなんだからね。


だったら、違う景色を見たい。

知らない人と会いたい。



そんなことつらつら思いながら、今日が仕事納めです。

泉谷さんのコンサート。


昨日の紅白リハでも暴発したらしいバリゾウゴン。

今日はどうでしょう。

むふふふ。