高崎で新幹線を降りて、

前橋近くの群馬テレビに行く。


前橋が県庁所在地なのに新幹線は止まらない。

「高崎、総理大臣4人も出すちゃいましたからねえ」

タクシーの運転手さんがいう。



その群馬テレビで「カラチャン」という番組があって、

一般の方々のカラオケ大会のようなもの。


今回はチャンピオン大会ということで、

みなさんうまい。

甲乙つけがたい。


審査員は杉本真人さんと私。

杉本さんは常任で、その講評のすばらしいこと。


こんな先生に曲を書いていただき、ついでにレッスンまで

してもらいたいなんて思ってしまうほど。


思っただけでなく実際に言ってしまう。

「先生、ぜひ」


杉本さんは照れたような困ったようなお顔で、

「久保塚にいってくださいね」

(たのむぜクボジイ)



今回思ったのは、やっぱり私はチンピラ歌手かもしれん、

ということ。

「サヨナラをあげる」なんて、もう何十回、いやそれ以上に

唄っているのに間違える。


コンサートとか生番組では大丈夫なのに、

今回のような収録モノはアヤウイ。

緊張する。


緊張したから間違えるってのがチンピラたるゆえん。

ナサケナイことこのうえない。



それでも、群馬の方々は優しく温かく、

出演者や観客のかたがたと、終了後写真を仲良く撮る。


「また来ますね!」

手を振る。


呼ばれればだけど。ね。



それはそうと、ダルマ弁当っておいしそうですなあ。

釜飯もダルマ弁当も、基本は同じようですが、

どちらも、何とも郷愁をそそる具が乗っかってるんですよね。

里山な感じっていうんでしょうか。

あ、よだれ。