本番が2時からで、リハーサルが12時から。

楽屋入りから、お化粧とご飯合わせても、

一時間と座っていられない。


これ、ちょっとキツイんじゃないすか。

なんて気づくのは、とうに遅すぎ。


この頃つくづく思う。

いろんな局面で、自分を守るのは自分しかいない。

結局そういうこと。


事務所とかスタッフとか、

色んな人の世話になって、こうしてやっていられるけど、

やっぱり最後は、自分で自分を守らねばならない。


「なんでこうなるの」は

「なんでこうなったの」では遅い。


これまで、なんとか切り抜けてきたけど、

そうそう私も若くない。

どんどんタフになってはきたけど、

それを自信として甘えてばかりはいられない。


人は衰える。

長く良い状態で唄っていくためにも、

きちんと守るものを守らねば。

(そこんとこよろしくね、シャッチョさん!)



それはともかく。

昨日の静岡コンサートでは、

藤枝の同級生もたくさん来てくれた。


みんなオジサンとオバサンだけど(ごめんっ!)

やっぱりイイもんだ。


父親の転勤で引っ越した藤枝には、

小学校3年から中学2年までいた。

時代自体が、まだまだ貧しくて、

たくさんいた農家の生徒は、きちんと「家の手伝い」

をしていた。


なかなかナジメナイことも多かったけど、

その後、また転校した浦和で、

陰湿なイジメというのを生まれて初めて見て、

おどろいた。

(一人の生徒を何かにつけカラカう、ってやつ)


なんだかんだいっても、

藤枝の子供たちは、ステキだったのだ。

してはいけないこと、できないこと、

それをわかっていたのだ。


その元子供たちは、

でもなんだか、面影があって、

やっぱり、子供じゃん。

えらそうになったけど、

大人のキグルミ着てるだけじゃん。


そんな感じ。

来年はみんなそろって還暦ですわ。


ひゃあ。