昨日のラジオ石巻は、

母親と一緒だったこともあって、

彼女の薬局での待ち時間の合間、

また、どこかのマンションの入り口あたり、

ひそひそっとお邪魔する。


「こんにちわ、クミコです!」

なんて、なるべく明るく大声でとは思っても、

なんたって人さまの場所。


途中、青梅街道を走る救急車まで。

ぶううぶううごわんごわんきゅうきゅう。

まったく、騒がしい。

(当たり前だ)


そんなわけで、聞いてくださった皆さま、

ラジオ石巻の鈴木元気さんや、

ゲストのフラメンコの阿部先生には、

たいへん失礼をいたしました。

ここにてお詫びを。


母親とはその後、久しぶりに買物に行き、

その歩みの遅さにはらはらしながら、

ユニクロや下着や、そんなこんなの、

なんてことないものたちを買う。


「ノド乾いちゃった」

というので、喫茶店に行き、

大きなガラス窓の席に落ち着く。


こういうこと、ずいぶん久しぶりだ。

このごろはすぐ残り時間を考える。


あと、どのくらい。


あの骨折事件から、右左がゆがんで、

曲がってしまった母親のカラダ。

(寝る時、どうしても左下になって、

それを数ヶ月続けたせいで)

ニンゲンちゅうのは、ほんとヤワラカイ生き者だ、

なんて驚きながら、

もともと心臓肥大の持ち主、心配は尽きない。


「まあね、ぽっくりいっちゃうのがいちばん」

と、強がるけど、

「そんなに、うまくいくかなあ」


思えば母親の母親、つまりおばあちゃんは、

ぽっくりと旅立った。

朝、隣に寝ているおじいちゃんが見ると、

すでに永眠していた。


まったく、うらやましい。


隣に寝ていてなんでわかんないのよと、

おじいちゃんは責められたが、

そのおじいちゃんは、口うるさいおばあちゃんの死後、

元気になって、長生きをして、

80才を過ぎて単車でコケた。


まあ、85才で自転車でコケた、母親の父親だけのことはある。


残り時間かあ。

まあ、しゃあないなあ。


さてと。

今日は、また新幹線で名古屋方面。

ピアノ一本のコンサート。

よっしゃ。