エネルギーがなくては
生きていけない
と
思う
モノを作ったり 演じたりする人には
なおさらだろう
と
思う
で
昨日見た映画は
「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」
90歳になってもまだ
現実を伝える使命に
やせ細ったカラダで
福島にも でかける
すごい人いたんだねえ 知らなかった
と
若いカップルの男の子が つぶやいてる
日本という国家を ぜんぜん信用してない
菊次郎さんは
年金も もらっていない
今でも 自力で生きてる
ユーモアもあって ひょうひょうと見える
犬と二人の生活
でも 最後
広島で関わった 被爆者の墓で泣く
無惨に亡くなった その人との約束
「このかたきをとってくれ」
これが果たせたのか
90歳の 菊次郎さんは
ただ 泣く
90歳かあ 重いなあ
人生は 重いなあ
そして 夜
四代目猿之助さんの ドキュメント番組を
見る
まだ30代の 新猿之助さんは
もう エネルギーが ほとばしっている
早替えも 踊りも
小気味いい
すごいなあ
小さい頃から積み重ねた芸は
ちょっとやそっとじゃ 揺らがない
先代の猿之助さんがいう
人の気を引くてのは
お金をとれる役者てのは
それは 大変なことです
これから 新猿之助時代が 続くんだろう
若さに 酔うときも
若さが 消えるときも
人生って 長い
そんなわけで 二人の並外れたエネルギーを
見たせいか
だんだんこちらのエネルギーが
減っていく
あ まずい
部屋の壁に
「気力 体力 エネルギー」って
マジックで書いた紙貼ってあるのに
あああ
エネルギー カムバック!!!