便秘解消のおすすめの食事と下剤との付き合い方

 前回の記事の続きになります。

 

 

⭐️便は食べ物のカス?

 

便は食べ物のカスでできていると思っている方が多いのではないでしょうか。

便の大半は水です。

70%は水。

残りに腸の細胞の新陳代謝 

腸内細菌の死骸

そして

食べ物のカスとなります。

 

日本人などお米を食べている民族の便は量が多いことで有名です。

お米を中心に食べ、動物性たんぱく質と脂肪が少ない和食は腸活に最適な食事です。

反対に

食の欧米化に伴い高脂肪とタンパク質の食事が増えること、また近年の糖質制限ブームで日本人の腸内環境は変化し腸の病気が増えている可能性を指摘する医師も多くいます。

 

お勧めの食品

☆腸内細菌の餌になり、水分を持ったまま便になってくれる食品

腸内細菌の喜ぶ食事は和食です。

 

○お米のレジスタントスターチ

腸まで水分を持ったまま便になります。

理想のバナナ様便になり、カサも増え、出しやすくなります。

とくに冷ご飯はレジスタントスターチが多くなります。また長いももお勧めです。

 

 

○水溶性食物繊維は小腸で吸収されず、大腸まで届くことから腸内細菌のエサとなります。

わかめやひじき、もずく、めかぶなどの海藻類、

キノコ類、イモ類、豆など

 

 

○味噌、キムチ、ぬか漬けなどの発酵食品

生きたまま腸に届かなくても死骸で十分腸内細菌の栄養になります。

 

 

⭐️便が固くなる食品は食べすぎないで

不溶性食物繊維は摂りすぎると

うさぎや鹿のようなコロコロの便になり排便しにくくなります。

「不溶性」を多く含む食材は、ほうれん草、小松菜、にんじん、ごぼうなどは摂りぎない量がお勧めです。

野菜は副菜、ご飯代わりにたっぷり食べなければ大丈夫です。

 

 

 

②便秘改善

便秘の定義ですが、毎日でないと便秘ではありません。

便秘か正常かわからないときは便の硬さを

観察してみてください。

理想はバナナ様

コロコロかさかさの硬い便は便秘傾向

反対に

下剤などで泥状の便は

これから便になるものが早くでている状態

 

 

⭐️下剤との付き合いかた

3日でなくお腹が張ってる場合は酸化マグネシウムや穏やかに効く漢方などがお勧め。

 

ずっと薬を飲んでいると便意を起こして、肛門の近くまで便を下げ、自分の力で出すということを体に思いださせるには少し時間がかかりますが

取り戻せる方が多いです。

朝のリラックスタイムで腸が動いた、オナラがでたなどは素晴らしい変化です。

 

⭐️女性のホルモン周期をしること

女性は排卵の時期から生理までは出にくい期間になります。なぜなら、体は妊娠しているかもしれないと感じていて、腸を動かさないようにします。

腸と子宮は隣り合わせの臓器なので、腸が余り動くと着床しにくかったり、流産する可能性があるから。その期間は、出にくくて当たり前と考えてあげてください。

 

 

 

ライフステージで

ゆとりの朝がないとき

ストレスフルなとき

そんな時は無理しないで

下剤などの力を借りましょう。

大切なことは

心地よく暮らすことだと思います。