先日「ふとらない米粉のお菓子」の本から

揚げない米粉のドーナツをライブで製作しました。

その時に

なぜ、この度、米粉のお菓子の本を出したのかを、少しお話させていただきました。

 

今の時点での私の小麦や米粉、お米に対する考え方を少しまとめました。

 

 

 

最近小麦は嫌われています。皆様も不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

 

小麦はなぜそんなに悪者になっているのでしょうか。

 

それは小麦に関するアレルギーなどの疾患があること。

そして疾患ではないけれど

小麦に含まれるグルテン(タンパク質)が腸管につき炎症を起こす可能性があるといわれていることだと思います。

この辺りはまだはっきりわかっていなく

医師によっては、問題なしという人もいれば、やはりよくないという人もいるようです。

今のところ、アレルギーなどの体質がないのなら大丈夫という考え方の医師が多いようです。

 

ではその疾患とは

〇小麦アレルギー

小麦の特定のタンパク質を消化器官で吸収したときに体が異物と認識してアレルギー反応が起こる。腸に穴が空く「リーキーガット症候群」は、グルテンの粘り気が原因という情報が飛び交っていますが

アレルギーによって腸に炎症が生じた結果だと言われている医学博士もいます。

 

〇セリアック病

グルテンに対する遺伝性の不耐症で、グルテンを食べると腸の粘膜に炎症が起こります。欧州や欧米では150人に1人発症していると言われていますが、その地域以外で発症することはまれとのことです。(日本人における有病率は0.05%程度と言われています)

 

〇グルテン過敏症

小麦アレルギーでもセリアック病でもないのに、グルテンを含む食材を摂取すると腹痛・下痢・耳鳴り・めまいなどが生じる疾患です。明確な診断基準や診断方法が確立されておらず、解明されていないことが多いようです。

 

ほかにもまだあるかもしれません。

 

では小麦やグルテンに関係する疾患のない人にとっては小麦はどうなのでしょう。

 

身体に悪いの?

たくさん食べると病気になるの?

 

今の時点では、私にはわかりません。

 

わたしは小麦に関する疾患はありません。

ここまでの人生、小麦をたくさん食べていますが、すこぶる健康です。

 

小さい頃からお腹の調子が悪い時は、お粥がうどんを食べています。

とても美味しく消化も楽に感じてきました。

 

わたしの体でお米と小麦の違いの感じ方の違いは

大きく2点あります。

 

〇胃では

小麦のものは粉でよく練られているためだと思うのですが消化が楽で空腹になりやすい

ご飯は粒のため消化に時間と労力がかかる。(胃が疲れやすい)

ご飯のほうが満腹と空腹がわかりやすい。

 

〇腸では

ごはんを食べないと便秘傾向になる。

小麦のパンや麺類だけ食べていると便の量と便の中の水分量がへり、

排便しづらい感覚がある。

 

 

わたしは、小麦が身体に悪いものとはあまり思えないのですが

それより

お米は、小麦に比べて

日本人にとって、素晴らしい食品で

「日本人の身体に合っている。」と思えます。

 

そしてわたしはお米が好きです。

いまのふとらない健康な心と体を維持するためには、なくてはならない食品だと思っています。

 

この理由からわたしは米粉を利用していろいろなレシピを作っています。

 

☆私の中での優先順位

 

〇粒の米が一番身体にいいと思っています。

 

わたしはこの粒という形状が1番身体にいいと思っています。

なぜなら

研ぐことができるので、農薬などを落とせること。

そして

ご飯は米と水で炊き上げるとてもシンプル。

どんなおかずにも合う。

炊いたご飯は噛み応えがありパンに比べて消化にエネルギーを要し、食べ過ぎ防止機能付きです。

健康な人には最適な食品だと思います。

 

主食は3回食べるので、2回はごはんを食べるようにしています。

たまに麺類が入ると1回になってしまうときもありますが

3食小麦食にはならないようにしています。

 

 

☆小麦は小麦ではないとおいしく作れないものを作る。

 

その代表が「パン」です。

 

ふわっもちっとした米粉のパンも好きで、よく作りますが

わたしは軽くてふわふわした小麦の香りのパンが大好きです。

これを作るために小麦はなくてはならない材料です。

残念ながら米粉だけで(グルテンフリー)で同じようなパンはわたしには作れません。

 

お菓子は粉量の多いものはできるだけ米粉を使用します。

しかし

本来ふわふわしているものが米粉によって固く重たくなったり舌あたりが悪くなるのはあまり希望しません。

 

☆小麦も米粉も国産のものをえらんでいます。

 

身土不二(その環境に適したその土地の食物が一番身体に合っている。)の考え方に賛同しています。

 

特に粉は粒の米と違って

農薬など落とすことは出来ないので

国産のもの(収穫後の農薬などの影響が少ないもの)が安心だと思っています。

 

「ふとらない米粉のお菓子」の本では

米粉で作ると小麦より美味しい、もしくは、同じくらい美味しいと思える作品を集めています。

 

 

 

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