「悲しいダイエットは卒業しよう」でも書きましたが、感情をため込んでいると、ろくなことはありません。

とくに、負の感情(怒り・悲しみ・不安など)は心に閉じ込めておくと、どんどん膨れ上がり、大きくなります。

一人で抱え、考えこみ、悩むことで気持ちはどんどん苦しくなり、心は疲れ果ててしまいます。

日本人は、だまって耐えることが美徳とする考え方もあるのですが、自分の心の中で消化できないときや、消化が苦手な人は、どんどん感情を外に出したほうが、溜まりません。

ため込んで大爆発するより、周囲も迷惑でないでしょう。

私も昔は感情表現がとても下手でした。

いやなことがあってもじっと我慢していることが多く、その我慢はやがて、増殖し耐えきれなくなり、大爆発しては周囲に迷惑をかけてきました。

今は、あまりためることなく、悲しい気持ちや、怒りの気持ち(たいていの場合は、悲しさ、さみしさの裏返しの怒り)取り越し苦労の不安な気持ちを素直に、その気持ちのまま、誰かに伝えるようにしています。

すると、口に出して言うだけで、心は軽くなります。

聞いてもらう相手を出来るだけ不快な気持にさせないように、相手を主語にせず、自分を主語にして話すようにしています。

相手を主語にすると、ろくな言い方にはなりません。

「あなたは○○」ではなく「私は○○」みたいに。


「うれしい、楽しい、幸せ」のような心地よい感情も、口に出して言うようにしています。周りの人も一緒によい気持ちになれます。

家族間は特に、そんな気持ちを打ち明ける会話が大切に思います。

せっかく、縁あって、家族になったのですから、連絡・報告だけの会話より、気持ちの含まった会話がお互いの心を支えあうのではないでしょうか。


負の感情をため込まずに、上手に解消できるようになってくると、過食・嘔吐は必ず減ってきます。

あきらめないで、自分を嫌いにならないでくださいね。





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