悲しいダイエットは卒業しよう! 摂食障害だった人気料理研究家からあなたに/茨木 くみ子
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今回の本は、私の体験を書かせていたたいたものです。

22歳くらいから症状はひどかったと記憶しているのですが、太っている自分に嫌悪感を感じ、ダイエットを繰り返していました。

保健師なのに太れないという気持ちも大きいものでした。

食べる量をどんどん減らし、痩せたのもつかのま、恐ろしい食欲が襲うようになりました。

過食して吐く事を繰り返す毎日でした。

何をどう食べたらいいのかまったくわからなくなり、低カロリーな食品を中心に食べていました。それなのに太る。

その頃には頭の中は食べ物のことばかり付きまとい、一日中、食べ物以外のことは考えられない自分がありました。


心の中はいつも苦しく、太ることが怖く、いらいら、とげとげしている人になっていました。


どうしたら、太ることなく、心も体も健康になれるのだろう?


と考え、保健師としての栄養の知識や人間の体の仕組みをサイド勉強しなおし、

もともとの日本人が食べてきたものが一番いいだろうというところにたどりついてゆきます。

玄米菜食を試してみたりもしました。


ご飯を食べ始め、ノンオイル・ノンバターでおかずやパン・ケーキを作り食べてゆくうちに、次第にふとらない体になってゆくことができました。


しかし、それだけでは解決できない様々な出来事や、現象はたくさんありました。

ダイエットによって、すっかり変わってしまった体を元に戻すまでに要した時間は15年以上かかったと思います。



心の持ち方や考え方、生き方まで、色々な面で、生き方を考えよ といわれた 病気だったように今感じています。


今回は、毎日の食べ方から、ダイエットにまつわる、細かい症状(便秘の時、むくんでしまった時など)の私の対処法から、どのように考え方と生き方を変えてきたのかを、書かせていただきました。


もっと色々な体と心のことを勉強してから書きたかったという気持ちもあったのですが、だんだん薄れてゆく

摂食障害のころの苦しい微妙な気持ちに対する恐れももあり、今しかないとちょうど去年の今頃から書き始めました。


初めての文章の本なので、読みにくいところも多々あるかもしれません。

編集の方の手もたくさん煩わせてしまいました。

でも

「思い残すことない」と感じる手ごたえの本になったなと、思っています。

ダイエットで悩む方

太ることが怖くて、押しつぶされそうになっている方

是非読んでみてください。

その中から一つでも、参考になることがあれば、私も幸せです。