沢山の方から、新刊の本が楽しみとコメントをいただきました。ありがとうございます。期待を裏切らない内容のレシピたちだと自負しています。
さて
フライパンについてです。どんなにいいフライパンでも、フッ素樹脂加工のものはある程度温めてからものを入れないと、くっついてしまいます。野菜炒めみたいなものならいいのですが、ハンバーグ・餃子・卵料理のときは、弱火で温め、具を入れたら「じゅっ」というまで温めてください。
また、フッ素樹脂加工は残念ながら劣化します。といっても、私くらい教室やプライベートで使っても1年くらいは大丈夫。今まではホームセンターの安売りのものを、速い回転で使いまわしていたのですが、最近はテフロン社の名前の入っているものがやはり長持ちするように感じ、選んでいます。
またフライパンはいつも2枚あります。薄焼き卵やホットケーキ・クレープなど繊細なものを作るため用と、どうでもいい用(炒め物用)。たれのしみこんだ焼肉や照り焼きを作ると、フライパンにこげたものが残り、洗うときに傷になってしまいます。繊細用がだめになると、新しいものをおろし、そのフライパンは炒め物用になります。又、強火の空焚きに近い調理も、フライパンを痛めますので、空焚きに近いなあと感じたときは時々、水を少量さしてあげるようにするといいです。大切に使うと安売りのものでもかなり使えます。ちなみにフッ素樹脂加工のものの有害なガスの出る恐れがあるという俗説がありますが、がんがん空焚きし続けることがなければまったく大丈夫です。根拠のない俗説です。アルミのアルツハイマーと同じで、しばらくしたら誰も言わなくなるものでしょう。安心して使ってください。