先日「はなまる」でもしていましたが、最近低炭水化物ダイエットによって、拒食症や自律神経失調症になってしまう方が増えているようです。脳がエネルギーとして使えるのはブドウ糖のみなのです。たんぱく質はブドウ糖にはなりえません。野菜でも不十分です。たんぱく質を中心に食べて穀物を取らないというのは昔から痛風になりやすい食事。体の中で燃えにくく、燃えたあと燃えカスが残り、肝臓や腎臓を酷使することになり、脳は十分栄養が与えられず、いつも食べ物のことばかりを考えさせ、ブドウ糖に変わるものを食べさせようとします。私達の体はとてもすばらしく出来ています。体の信号や症状は全て命を守るための防衛の信号です。
色々な流派のダイエットは登場してきます。しかし自分の体で安易に試すことはとても危険なこと。一度自律神経失調症や拒食症になってしまったら、そこから抜け出すのに5年くらいは費やしてしまいます。人生の大切な時期の5年は本当に長くもったいないものです。と同時に周りの人も自分も地獄のような毎日になってしまいます。けっして穀物を食べるのだけはやめてはだめです。人間は穀物を中心に食べるように出来ている動物です。歯をみてもわかるように、犬歯は発達していないのです。と同時に穀物を噛みすり砕くための奥歯があります。これは自然界の中で決まっていることなのです。
健康で長生きした長寿村の食事(穀物中心・低たんぱく質)こそが、日本人にぴったりの栄養バランスかもしれませんね。