ドカ食いは、脳の命を守るための反乱なのです。脳は命を存続させ、健康に生きるための指令を常に出し続けます。脳の指令のとおりに食べている動物に肥満はありません。しかし人間は・・・・・。脳の指令に反して食べなかったり、きちんと脳の栄養になるブドウ糖を入れないと、脳は不安がり、食べさせよう、そして溜め込もうとします。それが過食なのです。
大脳が発達し、栄養学という学問を考えながら食べる人間に、肥満があり、ダイエットがあります。しかしその栄養学が、脳の指令と違っていることも多々あるのだと思います。一日3食というのも、人間が決めたもの。社会生活としては必要かもしれませんが、脳にとっては関係ないこととも言えるのです。
長い空腹のあとには必ず、反乱であるドカ食いは襲ってきます。
ドカ食いになってしまったら、脳に安心してもらうようにするより他ないのです。
この辺は意思・理性はあまり通用しません。
本能には負けてしまって当たり前。又、本能のままにしているうちに、脳は安心します。
ドカ食いのときほど、色々なものを食べるのではなく、ご飯・パンなどの穀物や氷砂糖などシンプルなものを食べるといいです。食べ過ぎても決して、自分を責める必要はありません。だから、決して吐いてはいけません。吐くことは、脳をもっと混乱させてしまいます。「さっきまで胃袋が一杯だったのに、急になくなってしまった』と混乱してしまいます。又、食べ始めると、脳は胃液を分泌して消化しようとします。その胃液も含めて吐くことになるので、逆流性食道炎や潰瘍の原因になってしまいます。過食で食べ過ぎたところで、ご飯だったら、そんなに太りはしません。もし二合食べてしまったとしても、当分なにも食べたくないと感じるはずです。しかし、それでもたくさん脳をいじめていたら、まだ食べたいかもしれません。しかし、やがてよくなるはずです。
長い空腹ほど、ドカ食いになりやすい物はありません。お腹が空いたら、ほってはおかず、必ず、ブドウ糖になるもの(あめ・砂糖の入った紅茶・おにぎりなど)を食べることです。
体重は体の全ての重さ。骨・内臓・血液も全て含まっています。内臓や骨の重さは個人差があります。脂肪がどれくらいついているかが、肥満かどうなのかなのです。
しかし脳の指令のままに、指令どおりのものを食べていれば、肥満には決してなりません。体を修復させるために一時的に太ってしまうことはあったとしても、健康になれば、不必要な脂肪は落ちてゆきます。
ダイエットのことを考える必要も本来はナイのです。
必要な栄養素は食べたがります。人間は特に日本人は食事の中心・主食は穀物です。分からなくなったら、素食にすべしです。その素食で足りない栄養は、食べたくなります。食べたくなったら、食べればいい。それだけなのです。その中心になるべきものを間違えると、脳の反乱にあいます。
だからドカ食いのときも同じ、基本に戻すべしです。
必ず治ります。