この仕事をしていると

「生理がもどってきました」という、連絡をもらうほど、うれしいことは、ありません。

身体が生命の危機から、脱したということ。
体が健康になる歯車が回り出しているということです。
 
ご本人にとっても、勇気を出して、食べる努力をした成果です。
しかし
はじめ、生理の体の変化に大抵の方が、嬉しい反面、戸惑う方が多いです。
 
来ないと不安になるのに、来るとまた不安になるのが生理です。
 
ダイエットで生理がなくなっていない方でも、生理までの期間は何かとストレスが貯まる時期ではないでしようか。
 
女性の体は、卵胞ホルモンと、黄体ホルモンが司っています。
 
まず、排卵後から、生理半ばくらいまでの、黄体ホルモンの時期、体は妊娠中と同じように考えています。体の全ての機能を低下させて、受精卵を守ることに専念してしまいます。
 
腸は動かなくなります。腸は子宮の前にあるので、腸が蠕動運動することで、受精卵が落ちてしまわない様にです。
すると便秘になったりします。
そして安静にさせようと、眠たくさせます。
なんとなく体がだるかったりします。
生理の出血に備えるために、水分の排泄量を少なくするため、むくみも生じます。
そうすることで、手っ取り早く血液量を増やして子宮にたくさん血液を流すことが出来ます。
 
妊娠でなかった事に気づくと、生理が始まります。

今までの分のたまった便を出そうとして、人によっては下痢に近くなったり、お腹がゆるくなることもあります。
むくみも解消されます。
生理中は、子宮収縮が伴うので、人によっては腹痛・腰の痛みが感じられることがあります。
 
太ったかなと不安になるのはむくみと便秘です。
生理になることで解消されます。
わたしは1キロか2キロくらい体重は増えていました。
 
 
生理は、さまざまな体の変化もあり、面倒なものでもあるのですが。
生理は若さを保つホルモンがちゃんと出ている証でもあります。

血管も肌も体の中全てを若々しく保ちます。

生理が止まってしまうと、年老いてきてしまいます。骨も骨粗しょう症が進んでゆきます。
年齢はたとえ若くても、体は老化を始めてしまうのです。

食事を食べれば生理は戻るのか??
 痩せすぎる前の時点で、生理があった方ならもどる可能性は高いです。
無月経1・2年の方でしたら、自力で治せる可能性があります。

どんなたべものがいいのか??
 穀物中心の和食がベストです。
むかしから日本人は子沢山です。
祖先が食べ続けて、たくさん子を産み、育ててきた和食の実績を忘れてはいけないと思います。

現に『炭水化物ダイエット」の本を読みながら、きちんとご飯を食べてダイエットされて生理がもどってきたというお声をたくさん頂いています。

ご飯を食べるのはとても恐怖だと思いますが、日本人はもともとやせすぎの民族でした。
安心して食べてください。
太るのは油脂やタンパク質などのおかずです。

しかし長い無月経の方は自力では難しいと思います。
婦人科医師に相談してください。