日本古来の武道ではそのときの着衣を「稽古着」と呼ぶ。
あ、茶道でも稽古着といったかな。
最近、「どうぎ」という言葉をよく耳にするので気にはなっていたが
剣道着を略して「道着」と言っているのだろうと聞き流していた。
とある剣道場のホームページを見ていたとき、これはないで!って驚いた。
いろんな指導者がいて「大丈夫なん?」って感じることも多いが
いくら何でも「胴着」はない!!
それは、「薄く綿を忍ばせた防寒用の肌着」である。
時代劇では「剣客商売の秋山小兵衛」が着ていそう (笑)
まさかとは思いながら、メーカーや販売店のホームページもチェックしてみると
発見してしまった・・・。 (あるもんやな・・・)
ここまで来てしまったからには、ついでに辞書も調べてみよう。
我が家にあるだけの辞書を積み上げて…。
「胴着」はあった。 (前述のとおり「防寒用肌着」)
「道着」はない!! (ひと安心!?)
中学一年生になった孫娘に買い与えた「大辞林」を念のため (^_^;)
すると「道着」がある!!! (汗)
さっき見た広辞苑にはなかったはず。 何でや!?
実は我が家では長男誕生を機に「一人に一冊大辞林」ってのを、シャレで始めたが
21世紀になってからのはこの一冊だけ。
どうも最近になっての「日本語の仲間入り」らしい。
あんまりみんなが使うからそうなってしまったのか?
「早急に」が「さっきゅうに」だけでなく「そうきゅうに」でもええよってなったみたいに?
それ、ちょっと違う解決法では?と思いながら、オレに権限があるでなし。
この調子で大辞林も広辞苑も価値を下げていくのか・・・(・。・;