音楽の神様。 | 公美子の音楽紀行

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コンサート活動の様子や、日常をポツポツと。

今年の夏は、シエナに来るまではお天気の影響で全く日焼けをしない&汗をかかない日々だったのですが。



シエナでの日々も3週間以上が過ぎ、小学生の頃の運動会の時以来に、日焼けにより皮が剥け、冷房がない部屋での練習の時には、岩盤浴の中の様に汗だくになって練習しています暑い



先週の日曜日は、Gavorranoという街でコンサートがありました。



シエナから車で1時間半。



演奏会の開始時間は21時半。 終了して、その後のお食事会が終わったのが深夜の1時。


シエナに戻ったのは夜中の3時前という、朝方生活の私には少し厳しい一日でした大トトロ4



演奏会はというと。


教会の中でのコンサートという事で、正直、アコースティックは最悪。



それでも、共演してくれたピアニストとも、テンポ設定、間の取り方など、事前に打ち合わせをしたお陰で、お客様にも大変喜んで頂け様で一安心、といった感じです。


くみちびのハノーヴァ通信。




先日の野外でのコンサートもそうでしたが、「コンサートホール」以外での場所での演奏というのは、時に難しく、自分から発している音が、どの様にお客様に届いているのかが分からず、不安になる事があるのですが。



それでも、冷静に自分の音に責任を持って演奏する。 


それが何よりも大切だな、と思う日々です。







キジアーナアカデミーの中の練習室は、それはそれは美しい部屋で、それらの部屋は、かつての巨匠達(ミルシュタイン、エネスコ、フランチェスカティ etc)が使っていたそのままの形で残っています。



その巨匠達が演奏をした部屋で練習をしていると、なんだか、「音楽の神様って本当にいるんじゃないかな・・・」と思う瞬間があります。




くみちびのハノーヴァ通信。


この上ない贅沢な環境に、ただただ、感謝・・・・・。