二人の天才。 | 公美子の音楽紀行

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コンサート活動の様子や、日常をポツポツと。

日本での日々、楽しんでいます。



「待つ」という事がとにかく嫌いな私しょぼーん



ヨーロッパではとにかく「待つ」という事が多く、その事が私にはもの凄くストレスだったのですが。




日本では「待つ」という行為が比較的少ない気がするんです。




宅配業者さんは時間に正確に来てくれるし、郵便局で並んでいたとしても、局員の方は急いで仕事をしてくれる。




ドイツでは、業者さんが「午前中に来る」と言ってくれても、ほとんどの確率で来てはくれなく、郵便局の局員のオジサンたちはマイペースでお仕事困った



「急ごうよ~~~~~~~~~~イライラ」と思った事は数知れず。





最近はだいぶ慣れましたけどね。あのマイペースさにキラ


くみちびのハノーヴァ通信。



最近はまっている「BARENBOIM  on BEETHOVEN」というDVD。



天才ピアニスト、バレンボイム氏が若手ピアニスト達に「公開レッスン」をする様子が収められいるのですが。




その中で今では、世界で一番チケットが手に入りにくいと言われている中国人ピアニスト、Lang Langにレッスンをしているシーンが収められているのです。





おもしろいのです。




すでに世界的に大成功していたランランだけども、バレンボイムのアドバイスを聴いている時の目や、バレンボイムが横でちょこっと弾いてみた時の、ランランの「技を盗もう」としている姿勢。





二人の天才のやりとりにすっかり引き込まれてしまいました。



どんなに名声を得ている人達でも、音楽に対する姿勢はこんなにも謙虚なものなのだと。



大事な大事な一枚になりそうです。