人と関わるなかで、相手に改善がみられず困って

しまうことはありませんか?

 

直してほしいところを伝えても、

相手に改善がみられない場合は、

その都度「こうしてほしい」と相手に注意する必要があります。

 

それでも、何度も残念な振る舞いを繰り返す人もいるでしょう。

そのようなときは、

「これだけの繰り返しがある」という現状を確認して、

「これ以上繰り返すことは困る」

と伝えることが大切です。

 

「これ以上は困るよ。

◯◯という弊害が起こっているのだから。

取引先に迷惑をかけて、チームの結果に影響してしまうよ」

 

「今後、一緒の職場で働いていくにあたって、

改善してもらいたいと思っている。

どうしたら改善できそうか一緒に考えていきたい」

 

このように、状況と周囲が受けている影響を伝え、

打開策を検討しなければいけないと持ちかけましょう。

 

 

実際に、現場では、

能力的に解決が難しいケースの人も出てきます。

「もう無理だ…」と手を焼いてしまったことも、

あるのではないでしょうか。

 

これはアンガーマネジメント

(怒りと上手に付き合うための心理トレーニング)

で使われている考え方ですが、

かなり改善が困難な人に対峙するときには、

 

「これは自分が何か行動することで変えられる

(コントロールできる)範囲、

 

これはどう考えても変えられない

(コントロールできない)範囲」

と線引きすることも、ときには必要です。

 

変えられない(コントロールできない)と判断した場合、

チームや部署として、皆でカバーしていく方法を

考えなければならないでしょう。

 

 

改善がみられない人と関わる場合、

まわりから怒りが噴出することがあると思います。

 

このようなときは、アンガーマネジメントと同様に、

解決志向で策を練ることが得策です。

 

自分が何かを言ったり、コミュニケーションを

とったりすることで何とかなると思うのなら、

相手に伝えましょう。

 

何回言っても、何回働きかけてもどうにもならない

相手や状況を前にして、

 

「なぜ改善しないのか? なぜこんなことをするのか?」

と思い詰めても、

現状は変わらないばかりか、

怒りやストレスが溜まってしまうことも…。

 

「わたしが何かを言って働きかけたところで、

どうにも変わらない…。何の変化も期待できない」

と心から感じてしまったら、思いきって

「これについては、思う通りの解決は無理!」

と割り切るようにしましょう。

 

すべてのことを自分の思う通り

100%解決できる人は、

ほぼ存在しません。

 

何をしてもどうにもならないときには、

割り切る判断をすることも大切です。

 

アンガーマネジメントは解決志向がベースです。

なんでこうなの?

どうしてこうなる?

と原因志向ではないということです。

 

自分がこれ以上のストレスを抱えないために、

どう違うアクションをとったらいいのか、

どう受けとめたらいいのかを見極め

次の行動の選択をすることは

一歩前に進むためには大切なこと。

 

ぜひ取り入れてみませんか?

 

『アンガーマネジメント』日経文庫

 

 

 

 

写真は、我が家のオカメインコのピーちゃんが

自慢気に羽を広げたとき の1枚です

 

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