アンガーマネジメント

という言葉の認知度が上がり、

研修や講演先の多くの方々が、

「聞いたことある」「知ってる!」と

言ってくださるようになったのはありがたいことです。

 

ただ…

怒らないようになる

怒りを抑えられるようになる

ことだと思っている方も少なくありません。

 

アンガーマネジメントは、

決して

怒ってはいけない とか

怒らない人になろう 

ということを目指すものではないのです。

 

怒る必要のあることには上手に怒れる

つまり、適切な怒り方ができる

そして、

怒る必要のないことには

怒らないようになれることを目指します。

 

怒る必要のあることには怒ってもいいのです。

 

ある研修受講者の男性が

「管理職になり、あまり怒らない方がいいのでは?

穏やかな上司にならなければ… と思い、

怒りを感じること、イラっとすることがあったとしても

抑え込んでいたら、

夜寝る前に悶々として眠れなくなることが

度々あるんです」

と相談してきました。

 

そして、つい先日も

ある女性(20代後半くらいの方)が、

アンガーマネジメントの話を聴いてくださった後で、

 

波風立てたくなくて、揉めたくなくて、嫌われたくなくて

イラっとしたり、これは許容できない、

と思うことがあっても

「 ま、いいか」と流してしまっていました。

と打ち明けてくださいました。

 

「これは許容できない」

「これはしないでほしい」

と伝えることで相手と揉める、

嫌われるとは限らないわよ。

もちろん、どう伝えるか、表現するかは

配慮する必要があるけど、

むしろ、対話のスタートだと捉えてみたら?

 

同じ価値観で考え方を持つ人ばかりでではないので

その違いを埋めるために

お互いに何がOKで何がNGなのかは

伝えなえければわからない

そのスタートよ。

 

なんでもかんでも「ま、いいか」と流したら、

どこかで流しきれなくて詰まって、

それが溜まることもあるでしょ。

そのうち、その相手との関わりがストレス

になることも考えられるし。

 

彼女の話を聴きながら

そう伝えたら、

 

たしかにそうなんです。

なんだか悶々として。。

とのことでした。

 

ここまではOKだけど、

ここからは許容できない。

 

この境界線、

つまり怒る必要のあることと

怒る必要のないことの境界線は

アンガーマネジメントを取り組むことで

明確にすることができるのです。

 

ついイラっとして感情的になってしまう人のみではなく、

上手く怒れない、表現できない人にも

アンガーマネジメントはおすすめです。

 

日本アンガーマネジメント協会には

アンガーマネジメントの講座開催の案内が

多々掲載されていますので、

よろしければご覧ください

 

日本アンガーマネジメント協会

 

 

 

※この写真は、

先日沖縄に行った時に撮った写真です

 

沖縄の青い海、空を眺め、波音を聴き…

リフレッシュできた連休でした。

好きな場所で、好きなことをして過ごす時間は

大事ですね。

 

 

 

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