アドラー心理学の第一人者
岩井俊憲先生の新刊2冊を拝読しました。
岩井俊憲先生のブログはコチラです。
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まず1冊目が、
『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために
大切なこと』(ディスカバー・トゥエンティワン)
価値観が多様化している中、一人ひとりの考え方や
個性を尊重し、心理的安全性を実現させるための
ご相談を受けることが多々あります。
こうした昨今だからこそ、アドラー心理学の、
「一人ひとり個性が違う人間は、社会の中で信頼しあい、
協力しあい、貢献することで発展・成長する」
という考え方、共同体感覚は必要だと思っています。
まさに岩井先生の新刊にはどうすればいいのか
のヒントが満載です。
・ 部下に注意する際は「なぜ」と説いても解説にはなるが
解決にはならない
・ 目標を追い求めすぎたら、「そもそも」の視点で
目的を思い出す
・ 課題の分離は、あくまでも協力関係に進ための手続き。
共同の課題にするためには言葉による冷静な話し合いが
欠かせない などなど。
本に赤線をたくさんひきました。
アンガーマネジメント、アサーションとも
通じることが多々あります。
また、それぞれの立場からの意見がぶつかることも
あるけれど、どちらが正しいかのジャッジを下す
というよりも、長い目で、より広い視点で考え、
どう折り合いをつけたらいいのかのポイントを
見つけていく…。
どう行動すれば建設的な対応になるのか。
この重要性をあらためてわかりやすい事例によって
認識しました。
自分のみならず、とかく短期的、局部的に、
自分の視点のみで判断しがちなメンバーに
どうアプローチしたらいいかも参考になります。
岩井先生、ありがとうございます。
2冊目は後日 あらためてご紹介します。