傷つくようなことを言われ、

その人とは二度と話したくない

という気持ちになった経験は

ありませんか?

 

 

研修に登壇したとき、ある女性から(30代後半)

「どうせ君には無理だ」

と職場の上司から言われ、傷ついたと

いう相談を受けました。

 

その後、その上司の態度は、少しは改善したけれど、

過去の出来事が忘れられず、

仕事に支障をきたすような関係が続いています。

 

許せない相手と仕事をしなければいけないとき、

どうすればいいのでしょうか。

という相談でした。

 

許せない相手と一緒に仕事をするのは、

耐え難いものがありますよね。

 

「許せない」という強い感情を持っていると、

その強さの分だけ、知らず知らずのうちに

表情や語調、態度ににじみ出てしまうこともあります。

 

相手もそれを感じとると、

場の雰囲気が悪くなって、

仕事に影響が出てしまうこともあるでしょう。

 

そうなると、ますます相手を嫌う気持ちが大きくなり、

仕事もうまく回らなくなることに…。

 

また、仕事上、不快感を態度で示してしまうと、

自分の評価を下げることにもなりかねません。

 

仕事でのかかわりが必要な状況では、

嫌な顔をしないように意識をしましょう。

 

不機嫌さを相手に悟らせないように接することは、

仕事上では気をつけたいことです。

 

だからといって、

されたことを無理に忘れようとしなくてもいいので、

「割り切る」という選択をしてみては

いかがでしょうか。

 

割り切るためには具体的にどうすればいいか、

解説していきますね。

 

まず今回のケースでは、

「相手も少しは改善している」ということに

目を向けてみましょう。

 

人は一瞬では変われません。

自分自身を変えるには、

多大なエネルギーが必要になります。

 

その人が変わろうとしているのなら、

あなたも変わるという選択をしてみるのも一案です。

 

ただ、もしも相手に自覚がない場合は、

事実を具体的に伝えてみるという

方法もあります。

 

感情的に伝えると、

責めるようにもなってしまうので、

「わたしなりに一所懸命

取り組もうとしているので、

無理だと言われてしまうと、ショックです」

と冷静な口調で伝えること

 

仕事でかかわらなくてはいけない相手である分、

コミュニケーションをとらないと

進められないこともあるでしょう。

 

ここでぎくしゃくすると、

自分の仕事が進まなくなってしまいます。

 

そんな不本意な事態に陥ってしまうのは

避けたいですよね。

 

相手とかかわるときは、

仕事の本来の目的が果たせるように集中しましょう。

 

そして、仕事に集中できたなら、

自分をねぎらってあげてくださいね。

 

 

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