苦手なことをあえて挑戦する力に感動です! | 医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

Kumi心理カウンセリング研究所代表 公認心理師土田くみが対人援助職のかたが心理支援も併せて出来るよう、カウンセリング技術のつけ方磨き方をお伝え致します。

こんにちは。

医療カウンセラーの土田くみです。

私は永年地域療育という県から委託のカウンセリング業務を担当していますが、もう初めてお会いしてから5年以上になりますが、素晴らしい利用者さんとのであいがありました。

毎回毎回私が考えさせられる、そして学ぶことがある利用者さんです。

彼女は小さいときは自分が発達障害だと気付かずに育ちました。

学生の時から対人関係の悩みはつきなかったがみんなに合わせるように努力を重ねて来られたようです。

そして社会に出て、合わせようとしても、また頑張っているつもりでも回りからは浮いているし、勤まらずとうとう首になってしまったというのです。

それで初めて自分が他の人と違うことに気づいたと話されます。

しかしそのときに
自分の障害をしっかりと受け止めたということなんです。

素晴らしいです。

そして受け止めた上で本当は指示もされたくないし、アドバイスも聞きたくないのにそれが原因で首になってしまったということを理解していることでした。

今は作業所に通われていますが、つい職員に指示をしてしまうと言います。

しかしそのときに我にかえりおかしいと気づけることなんです。

また、苦手なものに努力をするということを毎年重ねるうちにできています。

今年は自治会の役員を引き受けて集金をするとのこと。

障害を自治会の人にオープンに伝えているにも関わらず、面倒くさいと言いながらも自分勝手にばかりは生きていてはいけないですよね?

など私に同意を求めて来られるようになりました。

苦手なことだからと逃げてばかりでは成長しないでしょ?

まで私に話します。

そんな利用者さんのカウンセリングをさせて頂きながら、私自身も苦手なことを避けてないかな?

そんな風に改めて考えた1日でした。

そして彼女は3年かかり、魚をさばけるようになったと話してくれました。

すごい努力です。

すごすぎるなと思いながらいつも勉強させられるのはこちらです。

そうか、好きなことばかりをするのではなく、苦手なことにも挑戦するといつかは出来るようになる

発達障害だと諦めずに努力もすれば時間が掛かっても出来る

身をもって教えてもらいました。

これからが益々楽しみです。



先日は作業所対抗カラオケバトルがあったとのこと、楽しかったと話をしてくれました。

これからもどうすれば彼女が一番能力を発揮し、社会に適応できるか一緒に考えて行きたいと思います。

最後までお読み頂いてありがとうございます。

医療カウンセラー  土田くみ


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