私が出張カウンセリングする理由 | 医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

Kumi心理カウンセリング研究所代表 公認心理師土田くみが対人援助職のかたが心理支援も併せて出来るよう、カウンセリング技術のつけ方磨き方をお伝え致します。

皆さん、いつもblogをお読みいただき、ありがとうございます。

医療カウンセラーの土田くみです。

今日は、私にとり、初仕事でした。
 
研究所、地域活動支援センターセラピールームひまわり、カウンセリングサロンエルモリヤは、昨日からでした。

実は、私はご存じ車イスです。

でも、私は殆ど自分の研究所やカウンセリングルームやスクールに居ません。

殆どが出張カウンセリングです。


今日は、尼崎で行政のカウンセリングでした。

もう、行政のカウンセリングは15年目になります。

15年たっても私のお給料は変わりません。

そして、お給料より交通費が高いときもあります。

それでも、私がカウンセリングに行くには、理由があります。

それは、私が車イスになり、2年間休職しなければいけなくなったとき、2年間休めば、私の仕事は無いなぁ~

諦めていたのです。

しかし、行政の委託を受けてされている社会福祉法人の理事長さんは、私に、復帰されるまで待ってる!


えっ、待ってる!

私は耳を疑いましたが、理事長は、私を待ってるからまた市民の方のカウンセリングをしてあげてほしいと言って下さったのです。


涙が出るほど嬉しかったです。

健常の私が入院し、車イスになっても、態度を変えず、いつも通りに接してくださる。

そして、私が休む間、他の臨床心理士がたくさんいるなかで、他の心理士さんに浮気することなんかないからと言って下さいました!

それどころか、私のスタッフ、仲間、私の認めるカウンセラーならどんな人でも、安心して委ねると仰ってくださり、友人と新米のスタッフにカウンセリングを任せました。


それでも、何も言わずずっと私を待ってくださってます。


そして、晴れて復帰をし、カウンセリングに行けたんです。

自分が弱っているとき、優しい言葉や思いやりがある言葉を頂くと凄く嬉しいですよね。

だから、私は忙しくても、身体が動かず不自由になって、何とかして行こうと待ってくれてた理事長に恩を返したいと、そして私を待ってくださっていた患者さんに応えたいと奮い立たせて行ってます!

そして、研究所のメニューでも往診がありました。

車イスになってからは無理と諦めていました。

でも、この体でも患者さんに必要とされて、エレベーターがついていたり、一軒やなら、何とかして、這ってでも往診でカウンセリングが出来ると今もだいたいは引き受けています。


車イスになってからは、諦めるしかないこともやはりあります。

でも、外出出来ない、研究所にこれないかたには、やはり必要とあれば行くのがカウンセラーとしての役割だと思って、私は寝たきりにならない限り行き続けたいと思います。


もし、blogをお読みの皆さんの中に、お知り合いの方の中に、外出出来ないかたがおられましたら、ご相談ください。

できるだけ出張しますから。

それが、私の信念ですから。

いつもありがとうございます。


今日も、カウンセリングおわり、また木曜日、今度は芦屋市、西宮市の出張カウンセリングです。



最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。


医療カウンセラー 土田くみ