公認心理師の土田くみです。
皆さんは、物事に期待するタイプでしょうか。
それとも、「まぁいいか」と必要以上にこだわらず、上手くいかなくても自然にスルーできるタイプでしょうか。
長年、医療カウンセラーとして多くの患者さんと向き合ってきましたが、どちらのタイプの方もおられます。
そしてひとつ言えるのは、必要以上に期待しない方が、落ち込みや後悔が少ないということです。
「絶対治る」と信じて受けた手術。
もし治らなかったら、「受けなければよかった」と後悔が残ります。
そして、
「なぜ医師は治らない可能性をもっと説明してくれなかったのか」
と医療不信につながることもあります。
同じ手術でも、期待しすぎないでいると、
- 治ったらラッキー
- 治らなくてもともと
と、心の揺れ幅が小さくなります。
もちろん、医療にはリスクがあります。
それでも、自分の考え方ひとつで、心の負担は大きく変わるのです。
これが心理学の視点でもあります。
長年カウンセリングをしてきて感じるのは、
物事を客観的に見る力は、心を守るための大切な訓練になるということです。
人のことなら冷静に判断できても、
自分や身内のことになると、どうしても主観的になります。
これは自然なことです。
ただ、
- 窮地に立ったとき
- 感情がコントロールできないとき
そんなときこそ、客観的に見る練習が役に立ちます。
その練習のひとつが、期待しすぎないことなのです。
期待しすぎない練習は、日常の中でできる
例えば、
- 「今回の手術は絶対成功する」
→「成功したら嬉しいし、しなくてもいつもと同じ。やってみないと分からない」 - 「今日は強い薬だから絶対眠れる」
→「2時間でも眠れたら、いつもよりは良い」
こんなふうに、
「絶対」を手放すだけで、落ち込みはずいぶん軽くなるものです。
期待しすぎると、結果に心が振り回されます。
期待を少し緩めると、心に余白が生まれます。
あなたの人生では、どんな期待を手放せそうですか?
期待しないというのは、諦めることではありません。
自分を守るために、心のハードルを少し下げるということです。
皆さんの人生では、どんな場面で期待しすぎてしまうでしょうか。
そして、どんな期待なら、そっと手放してもいいでしょうか。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
土田くみ著書
Kumi心理カウンセリング研究所
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