こんにちは
人が苦手な人の味方
心理カウンセラークミです
コミュニケーションを取る中で
「あの人がこんなふうに変わってくれたら、私はもっと気分が良くなるのに」とか
「あの人があんなふうに言わないようになれば、私はあの人のことで気にしなくてもよくなるのに」とか
「あの人がいちいち干渉してこなければ、私はもっと自由になれるのに」とか
「あの人がもっと分かってくれたら、私も嬉しいのに」とか
「あの人がもっと察してくれたら、私は機嫌がよくいられるのに」とか
思うときありますよね
私も以前
同じように思っていたことがあるので
コミュニケーションを取る中であなたがなんとかして相手の人の言動を変えようとしたいお気持ち分かります。
しかし、いくら相手の人の言動を変えようとして
「相手の人の言動を変えるにはどうしたらいいか？」と考えても考えても答えって見つからないんですよね。
そして、考えれば考えるほど、何も手につかなくなったり、自分のエネルギーだけが消費して、疲れ切ってしまう・・・
あなたもそのような経験はありませんか？
他人は変えられないし、変えなくてもいい
私たちの悩みの多くは
人間関係の悩みが９８％だと言われています。
人間関係で苦しむ大きな原因は
「他人を変えたい」という欲求です。
「他人を変えたい」という欲求の根源は「相手の人を自分の思い通りにコントロールしたい」というところです。
では、ここであなたに質問します。
なぜ、あなたは「相手の人の言動を変えたい」と思っていらしゃるのでしょうか？
一度、考えてみてください。
「相手の人の言動を変えたい」欲求の先には
「自分の気分が良くなるから」というお気持ちがあったりしませんか？
しかしながら、
『他人は変えられない』のです。
なぜなら、
あなたのご友人や、お仕事の上司、ご家族や、パートナーの方は
今まで何十年も、生まれ育ってきた中で培ってきた価値観や考え方を主体に生きてきました。
その価値観や考え方というのはその人にとっての正しさです。
それをあなたが変えようとするには、とても至難であるとは思いませんか？
逆に
あなたも今まで何十年も、生まれ育ってきた中で培ってきた価値観や考え方を、他の誰かに「それ、間違ってるよ。変えた方が良いよ」と言われて「はい、そうですね」と納得して、すぐにその人の価値観や考え方に染まるような言動を取ることはできますか？
あなたはきっと相手の人に反発するのではないでしょうか？
そもそも、他人は変えられないし（変えようとするにはとても至難で、労力も時間も長くかかるため）、他人は変えなくてもいいのです。
その考え方を腑に落としていると、コミュニケーションを取る中で相手の言動と自分の言動が違ったとしても、
歩み寄れるところは歩み寄ればいいし、歩み寄れないところは諦めたり、距離が取れたり、相手の人の言動に傷ついたりすることも少なくなると私は思います。
もちろん、相手の人もあなたの言動を変えることはできないのです。
あなたのとても大切な人生の主導権を相手の人に丸々、全部渡してしまっていませんか？
相手の人の言動が変わってくれないと、私は気分良くいられない
あなたが変わってくれないと、私は幸せになれない
そのように思っている状態になっているとき、
コミュニケーションの主導権は『相手の人』にあります。
あなたの人生のとても大切な主導権を相手の人に渡してしまっている状態なんです。
簡単にいうと、相手の人にあなたが『支配』されてしまっているということです。
一般的にいうと「他人軸」です。
他人軸とは・・・
周囲の人がどうしたいか？どう考えるか？を基準に判断し行動をすることです。
相手の人の言動次第であなたの気分や幸せが常に左右されてしまっている状態です。
本当はあなたの人生はあなたが主人公で、あなたの人生はあなたに主導権があるし、
自分で自分の気分を良くする能力も、自分で自分を幸せにするパワーも持っているはずなのに、
それを丸々、全部、相手の人に渡してしまっている状態なんです。
自分の人生の主導権を自分自身に戻すことが大切です
あなたの人生はあなたが主人公で、あなたの人生はあなたに主導権があるし、
自分で自分の気分を良くする能力も、自分で自分を幸せにするパワーも持っているのです。
コミュニケーションを取る中で、
『自分軸』があると、相手の人の言動はどうであれ、自分は気分が良いし、幸せにもなれます。
自分軸とは・・・
自分自身がどうしたいか？どう考えるか？を基準に判断し行動することです。
例えば、
職場の飲み会に誘われたら、
他人軸の方は
「飲み会に行かないと上司からの評価が下がるから、行かなければならない」とか
「飲み会に行かないと職場の人から付き合いが悪い人だと思われるから、行かなければならない」とか
考えてしまう方もいらっしゃると思います。
そんな中
自分軸の方は、自分の取扱説明書（自己概念）を知っているので
「職場であっても、飲み会は苦手だから断ろう」と決めることができます。
そして、飲み会に行かなかった時間が、プライベートの時間に変わるので、自分がしたいことに時間を使うことができるようになります。
つまり、自分軸を作るには、
自分は
どんなことが好きで
どんなことが嫌いで
どんなことが得意で
どんなことが苦手で
どんなことに重きを置いているのか？
どんなことに時間を使っていきたいのか？
ということを知ることが大切です。
自分軸を持っていると、他人の言動は変わらなくても、自分の気分はいつだって変えられますし、幸せな気分も満喫できるようになれます。
あなたご自身のとても大切な人生の主導権を、あなた自身で取り戻して、コミュニケーションが少しずつラクになるといいですね。
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