ジョン・レノンの歌う、ちょっと歌詞の気になるラブソングです。

●Girl (Remastered 2009)


ガール (ビートルズの曲)
「ガール」(Girl)は、ビートルズの楽曲である。1965年発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ラバー・ソウル』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンによって書かれた楽曲。
ビートルズのラブソングの中でも、メランコリックで複雑な楽曲となっている。
1980年のインタビューでレノンは「まだ見ぬ理想の女性像を歌ったもの。結果的にそれはヨーコのことだった」と語っている。
レノンのリード・ボーカルのトラックの合間には、息継ぎの音が含まれている。これについて、マッカートニーは「ジョンが息継ぎの音を使って親密な感じを出そうとしていたことを記憶している。
中間部では、マッカートニーとハリスンが「tit(おっぱい)」という単語を繰り返して歌っている。

(Wikipediaより)


他のサイトも調べてみました。

歌詞は、「魅力的で心惹かれるけど手の焼ける、ちょっと変わった少女」を想う様子が書かれています。
単なるラブソングとは違う、ちょっと哲学的な部分もある歌詞です。
聞いていてなんだかモヤモヤしてしまう感じは、結構共感できます(笑)

曲中の大袈裟な息継ぎは、大麻を吸う仕草と噂されています。
ちょっとした"悪ふざけ"(後述)も入っている曲なので、大麻説も否定できません。


(歌詞)
Girl

Is there anybody going to listen to my story 
All about the girl who came to stay? 
She's the kind of girl you want so much, it makes you sorry
Still you don't regret a single day 

Ah, girl
Girl, girl

When I think of all the times I've tried so hard to leave her
She will turn to me and start to cry 
And she promises the Earth to me and I believe her
After all this time I don't know why 

Ah, girl
Girl, girl

She's the kind of girl who puts you down(tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)
When friends are there, you feel a fool(tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)
(Tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)
When you say she's looking good(tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)
She acts as if it's understood(tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)
She's cool, ooh, ooh, ooh (tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit,tit)

Girl
Girl, girl

Was she told when she was young that pain would lead to pleasure? 
Did she understand it when they said 
That a man must break his back to earn his day of leisure?
Will she still believe it when he's dead?

Ah, girl
Girl, girl

Ah, girl
Girl





(和訳)

誰か、僕の話を聞いてくれないかな?
忘れられない女の子の話さ。
君だって夢中になって、惨めな気持ちにさせられて
それでも1日たりとも後悔しない、彼女はそんな娘さ

あぁ、ガール
ガール、ガール

どうにか別れようとしたことが、何度あっただろう
そんなことしたら彼女は僕の方を向いて、泣いてしまうだろうね
出来もしない彼女の約束を、僕は信じてしまうんだ
やっぱり今回も、どうしてかわからない

あぁ、ガール
ガール、ガール

友達の前で、コケにするような娘なんだ
自分がバカみたいに思えるよ。
彼女の容姿なんか褒めたら
まるで当たり前のような態度、
彼女はホントにクールさ、あぁ

(連呼される tit は「おっぱい、乳首」の意味で、単なる悪ふざけのようです)

ガール
ガール、ガール

「痛みはやがて喜びとなる」とか、彼女は子供の頃に教わったのかな?
そんな言葉が、理解できたのかな?
「男は休みの日の為に必死になって働く」だなんて
彼が死んでしまっても、まだ信じるのかな?

(ここのパートはカトリックの美徳に対するジョンの反発とも言われています)

あぁ、ガール
ガール、ガール



このサイトを参考にしました。


♪友達の前で、コケにするような娘なんだ
♪自分がバカみたいに思えるよ。

 

なんだか、私からすると男のメンツをつぶすような、嫌なタイプの女の子という感じがします。
なるほど、ジョンの理想の女性はこんな感じの女の子なんですね。
だから、ジョンはヨーコに惹かれたのでしょうか。


日本のバンド「たま」が「ガール」をカヴァーしています。

●たま Girl

 



それをMAHOちゃんという人が、さらにカヴァーしています。

●Girl -cover-(The Beatles 1965,たま)

 



これもなかなかいいですね。

 

獅子風蓮