長井秀和さんは、創価小学校、創価中学校、創価高校、創価大学と一貫して創価学園に学んだ経歴を持ちながら、お笑い芸人として活躍し、その後脱会に至った人です。
長井さんの体験は、私たちアンチの非活・脱会者にも共感するところもありますが、その主張にはやや違和感を感じるところがあります。
違和感の生じるのは、なぜなのか。

「週刊新潮」(2022年11月24日号)で、長井秀和さんのインタビュー記事が載っていました。

私は、d-マガジンで読みました。


ネットだとこんな記事がありますね。
デイリー新潮
「両親は創価学会に数千万円寄付した」 宗教2世・長井秀和が告発「100万円の壺なんて安すぎて学会員にはピンとこない」

少し引用します。

「学会側が明言することはありませんが、財務(注・一般的には寄付、お布施のこと)の額はおおむね収入の1割が目安といわれています。10日で1割の高利貸し“十一(トイチ)”にちなんで、私は学会の財務を“宗教十一”と呼んでいますが、収入が低ければ低いほど、当然、負担は大きくなる。うちの両親でもすでに総額で数千万円の寄付をしていると思いますよ。それだけでなく、例えば高額な学会専用の仏壇を3基も購入していて、仏壇関連だけで約2千万円。統一教会の“100万円の壺”なんて安すぎて、多くの学会員はピンとこないんじゃないでしょうか」

“宗教十一”について:
これは初耳です。
キリスト教会で、献金の額ははおおむね収入の1割が目安というのは聞いたことがありますが、創価学会で本当にそんなことを言っていたのですか。
あくまで建前上は、1口1万円の財務で、実際には3ケタとか煽られてはいたのでしょうが、統一教会の献金額のすさまじさには及ばないと思っていました。

統一教会の壺なんて安すぎて、という発言に対して:
ここは、多くの学会員が違和感を感じる部分ではないでしょうか。
「多くの学会員はピンと来ない」のではなく、統一教会の数億円という献金額に、多くの学会員は、驚いたのではないでしょうか。
統一教会の場合は子どもの学費を削ってでも献金を求められますが、創価学会の場合は、子どもはできれば大学に進学するように指導されます。
財務のために子どもが進学を断念したというケースは少ないのではないでしょうか。
少なくとも、私の家は一時生活保護を受けるほど貧乏でしたが、一念発起して生活保護を返上し、母親が働き、兄と私の創価高校の授業料を払ってくれました。
母親は、子どもに大学進学を望んでいました。
それは、池田氏の指導によるものでした。
統一教会の献金のひどさがニュースで流れた時、妻が私に「(統一教会ではなく)創価学会で良かったね」といったものです。
子どもの進学を諦めさせない、という点で、創価学会は統一教会とははっきり違っていたと思います。


別のところ(獅子風蓮のつぶやきブログ)で、詳細を論じています。
詳しくはそちらをみていただければと思います。


獅子風蓮