3月になります。学年末ですね。
塾としても最もほっとできる時期です。
 さて、ここからは私的な話も含みます。
3月の予定ですが、半分以上は塾がお休みになります。よそは春期講習や新年度に向けて忙しい時期になりますが、うちはあえてお休みを増やします。
(高校生のテストはありますので、不定期で開けます。詳細は左のカレンダーを確認ください。不定期期間はサービスです。ご請求の対象にはなりません)
春休み期間の3月27日から通常パターンに戻しますので、

3月の1週間分と4月分を合算して4月のご請求といたします。

3月27日以降に順次ご請求させていただきます。
 年度末ですので、いろいろ考え直すという方もおられるかと思います。
その場合は勝手ながら、3月19日までにご連絡いただけると助かります。

2年前の2月18日に母が80で急に亡くなりました。先日三回忌まで無事に済ませました。
 父は30年くらい前になくなり、私は一人っ子。母も兄弟がいませんので、母一人子一人生活。
近くには住んでましたが、同居ではなく、いわゆるスープの冷めない距離。近年大分衰えてきたので、
そろそろ介護をどうするか?・・・と考えていた矢先でした。実にあっけなかったです。
 一人息子なので、余計な手間かけたくないという母の思いはあったと思いますが、なにせその後
が大変。葬儀からその後の事務処理が山積。さらに自宅を引き払って母が住んでたところへの引っ越し
などなど、すべて一人で済ませましたので、一周忌までは怒濤の日々でした。本当に人が亡くなると、
遺族は大変です。
その間、いろいろ考えさせられました。
仕事は大事です。今来ていただいている生徒たちには感謝しかありません。しかしそれ以上に、
自分の今後を強く考えるようになったのです。
 不定期に長期休みを入れているのも、そのためです。もっと旅に出て視野を広げたい。若い
ときから日本中の鉄道を乗り歩いていた血が騒ぎ出しました(笑)

さらにはいろいろな人と出会い、もっと本も読みたい(余談ですが、立命館アジア太平洋大学
の学長、出口治明さんは、人生で大事なのは、たくさんの人に会って本を読んで旅に出ることだとおっしゃってます)。
 わがままだと思いますが、そんな塾に来ていただけているのは、本当にありがたい限りです。
三回忌が終わると、遺族としての一通りの義務は果たせます。私が元気に生きていくのが最高
の親孝行だと思っていますから、ここからは自分の残りの人生をどうしていくか?語弊あります
が、自分のこの先、死までを意識して考えたのです。
 仕事はまだまだ続けていきたいが、自分のやりたいようにもやっていきたい。
時間曜日フリーで、サードプレイス的な場所を作ろうと思ったきっかけはまさにこれです。
幸い生徒たちは嫌がらずに通ってくれる。やり方としては間違ってないと思ったのです。

 塾に来たら、すぐにぐんぐんやる気になって成績が上がるとは言い切れません。しかし子供たちは
自分の頭で考えて行動する。何をやるべきか考えている。
 もちろん未熟な彼らですから、紆余曲折はあります。だからこそ時間曜日の縛りをなくし、
フリーな空間を用意しようと思ったのです。今子供達に最も足りないと思う「余白」を与える
ことで、どうすべきかを考えさせる。その様子を見守る。
進路も塾都合と取られかねない進学実績など一切考えていません。工業科などの専門学科も
薦めます。彼らが主体的に選んで進学していけばいいのです。どこであっても。
「子供たちに静かに火をつける場所」
そんな塾で良いのではないかと思っています。
 塾はあまたあります。うちはこういうスタイルだと言うことをきちんと提案し、
納得していただけた人に来てもらえるのが幸せだと。
 規模の拡大は望みません。むしろそれは生徒たちに失礼です。生活のためでもありますが、
それ以上に、自分がやりたいようにやる。
 こんなわがままな塾に、今後もお付き合いいただければ本当にありがたいことだと思っています。
次年度もどうぞよろしくお願いします。


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自宅では、なかなか集中して勉強できない生徒のために、
頑張れる環境を提供していきます。
みんなが集中しているので、やり抜けると思います。

大田区松栄塾
070-5016-8268
syoueizyuku@asahinet.jp
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1月も終わり

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る
年頭3ヶ月はあっという間に過ぎていきます。

2月に入れば東京の中学受験解禁。今週末は節分。
受験が終わって、桜が咲く頃なんてもうすぐです。

うちの生徒も受験本番です。

さてここ数年、工業科などの専門学科を彼らに薦めています。

これは、近隣の学校がどんどん進学校化して、オール3ではなかなかに厳しいという現実的な側面がありますが、それ以上に、この先の社会を考えたら、手に職をつける選択肢は今以上に重要になってくると考えているからです。

いわゆるエッセンシャルワーカーが確実に不足していきます。
技量の高い労働者は、この先確実に需要が高まります。現に今、高卒はバブル期を超える求人倍率です。

勉強が余り好きでない、半ばやらされ的に進学校の流れに乗るのなら、同じ勉強するなら、技術を磨くのもありだよ、と薦めているのです。

将来の安定とか、まだまだ価値観は今までのままですが、彼らにそれを応えてあげられるだけの社会ではなくなっています。
人口が減っていく時代を誰も生きていない。
だからこそ、自分の頭で考えて行動する。

私はこう考えてます、と伝えるまでです。

もちろん従来のコースも否定しません。むしろ勉強できるならどんどんしてほしい。

私が引っかかるのは、相変わらず同じ価値観で子供達を向かせようとしていることです。
これから、このルートは行き詰まる可能性が高くなります。

本当はすぐ横に、別の大きな流れがあるのに、そこに目が行かないのはあまりにも考え方が狭いと思うのです。


不登校が下げ止まりません。
子供達は、直感で違和感を感じているのです。

いわゆる通信制に行く子も増えました。
コロナ騒動で強制休校になり、学校について考える人も多くなったんでしょう。
多様な流れを容認する親御さんも少しずつ増えていると思います。

うちは専門学科を無理くりに薦めません。
こんな価値観はどうですか?自分もいろいろ見聞しながら、自分の考えを提示しているまでです。
最後は自分たちで決めてもらえば良い。


子供達に必要なのは、学校でも家庭でもない、別な価値観を持つ大人です。
その一人になれれば良いと。


新年度に向けて生徒募集が活発化していきます。
しかしうちの特性上、欠員補充程度しかしません。だから数人程度。
うちのやり方に納得した方だけ来ていただければ十分です。

いろいろな価値観を提示できる、そんな緩い場で、これからもありたいと思います。

令和6年1月30日(火)





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サードプレイスとして

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更新は、午後8時頃の予定です

あまりにも急な母の見送りからそろそろ2年。来月の三回忌が終われば、息子としての義務は終わります。
ここから本格的に、自分がどうすべきかを考えるときです。

今の仕事をいつまで続けるのか?
全くわかりませんし、即やめることも、もちろんありません。
でも、少子化の波は確実に押し寄せ、それが本格化するのがここ数年。
一番遅いと言われる東京でも、10年後までには抗えなくなります。

構造的に変化せざるを得ないこの業界。
そんな中で、この先をどう収めていくか?

まあ、まずは今年の受験生なんですが。

個人的には、もともと母一人子一人、兄弟もいないため、母を見送ってからは、本当に身軽になりました。
身軽さゆえの良さもありますが、当然デメリットもあります。

ただ、世の中にいたずらに振り回されないで済む、という方が今のメリットとしては大きいかなと。
そういう状況に置かれた立場として、傍流で良いので、大河のほとりに立つように、静かな自分之役目を果たしていきたいなと思います。
こんなのにも興味を持って頼ってくれれば、人生の一時期に少しでも何か残してあげられるものがあれば、それが自分のお役目なのだと思います。

今年は内面を見つめていく、そんな一年になりそうです。
新年の太陽を見つつ、そんなことをつらつら考えました。

また不定期ですが、更新は続けていきます。

令和6年1月1日(月)





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この時間、読んでいる人は少ないでしょうから、こっそりあげておく笑

今まで20年、いろいろな生徒を見てきた。やはり学習塾なので、成績の善し悪しが一番気になる。

そして、やはりというか当たり前なのだが、成績がふるわない子は総じて

「自制心が乏しい」

幼いと言ってしまえばそういうことだが、まあまだまだ中学生くらいまでは仕方ない面はある。

だからこそ、周りの大人がある程度厳しくすべきなのだが、今はすぐに○○ハラとなってしまうので、どこか腫れ物扱いになりかねない。
その上、ネットではごく一部の成功事例を持った現場上がりや、そのほか、教育に造詣が深いのかどうか知らないが、そういう人たちが、耳障りの良い言葉を乱発。

子どもにとっては、居心地が良くなるばかり。

しかし世の中は残酷で、このままいざ成人になった場合には、いきなり社会の荒波に放り込む。
というか、自然とそうなってしまう。無知のまま。
ここに彼らが戸惑わないわけがない。
そういうの知ってか知らずか、成熟を拒否したくなる子が出てくるのは自明の理。

勉強ができなくても、スポーツや芸術面がある!
確かにその通りなのだが、スポーツは抜群だが、勉強がだめ、というのは本当に見かけなくなった。
つまり、その分野に優れる子は、勉強もまずまずできる。

自制心の乏しい子は、総じて厳しい戦い。
しかし彼らもそれではだめだとどこかでわかってる。でも理想と現実は違う。
そこにすっぽり入り込むのがスマホ。

うちは持ち込み自体を禁止してないが、やはりできない子ほどスマホが気になってしかたない。ちょっと勉強したらすぐに触りたがる。その時点で、そこまでの勉強は強制リセットされるのだが、危機感はない。

自制心が乏しいまま、無気力に移行する可能性が、スマホで加速された。

でもうかつに注意すると○○ハラあつかい。
子ども達に快適な環境、もっぱら自由に泳がせているだけだが、を与えておきながら、いざ成人になったら自己責任で突き放す。

そんな社会に、子ども達が希望を持てるわけがない。

少子化の遠因とすら思える。社会が成熟するとはどういうことなのか?を教えてないのだから。

だから私は、来年以降、うるさいくらいに言ってやろうと思っている。
それで生徒が離れるのなら、それで上等。
わかる人だけ残れば良い。
大人が本気で向き合わなければ、彼らがかわいそうだし、私もそうやっていろいろな面で育てられてきたのだから、一種の恩送りでもある。

そこまで振り切れるのは、それもまた、この環境を与えてくれたご先祖達のおかげだと思っている。

良いお年を。

令和5年12月31日(日)




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「中堅男子クライシス」シリーズ
※まだまだ精神的には幼い。幼い故に実力が発揮できないことも多い。しかし最近の教育は幼さを理屈で乗り越えさせようとする。彼らの葛藤に正面から向き合ってない。その危機感からの命名です。
もう4~5年くらい前から申し上げていることです。
 高校受験の場合、一般的なパターンは私立校の併願推薦(原則として都立第一志望とし、万が一の場合は私立に行きますという条件で事実上の確約をもらう)を取って、都立高校を受験します。
 当然併願推薦には、内申点の基準があります。その基準がここ数年どんどん高くなってきているのです。
 オール3以上ないと、とれないところが増えてきました。共学化するところも増えて、その傾向に拍車がかかってます。
 狙いは明白で、少子化時代の生き残りをかけて大学進学実績UPです。入学生にはある程度学力の担保がほしい・・・
 事の是非は問いません。問う資格もありません。しかしそのことで確実にゆがみが生じてます。
「内申に2が混じる生徒の行き場が少ない」
 もちろん内申加点制度もありますから、工夫次第でどうにかなる面もあります。しかしその私立を早々に目標に定める必要があり、特にまだまだ他人事になりがちな中堅層男子だと、実感がわかない可能性も高いです。親に言われてシブシブというのもたまに・・・。
ならば、こちらからやり方を変えれば良い。そう、工業や商業、農業などの専門学科校への進学を考えるのです。
 こちらは基本的に都立高校が主体です。さらにありがたいことに、競争倍率も比較的低め。一昔前のイメージがあるのか人気が低迷しているのです。
 近年若年層の急速な減少で、高卒の求人倍率がうなぎ登りです。バブル期と変わらないくらいになってます。
 あまり勉強が好きでないならば、いったん就職を考えるのもありだと思ってます。もちろん進学も十分選択肢で、推薦利用などで同レベルの普通科よりも進学先が良かったりします。(難点は、ある程度学部が限られることでしょうか?)
まとめ
・中学までの勉強があまり好きになれなかった。
・高校で全く新しいことを、一斉に始めるので、リスタートしやすい。
・そこで頑張ることで内申点を取る。
・さまざまな資格習得の機会も多く、どんどんチャレンジして、自分に自信をつける。
・結果、就職にしても進学にしても選択肢が広がってくる。

男子は特にそうですが、高2くらいでようやく自分が何者か見えてくるのです。それゆえ、15歳というのは微妙で、なんとな~く進学していくのは本当にもったいない。
 明確な目標がまだまだ見えにくいからこそ、専門学科も進路の一つに考えてみても良いのではないかと思うのです。
 しかし入りやすくても、勉強することには変わりません。すぐに結果が出なくても、できるところからやっていくんだ!という気持ちが持てるよう、高校進学への準備の場にもなれるように、うちがありたいと思っています。もう少しこの項を続けます

令和5年11月8日(水)


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今日は11月1日です。
うちの塾の創立記念日としております。
2004年の10月に物件を借りて細々とスタート。
幸いにして、月末にはパラパラと生徒が集まってくれたので、授業をスタートしましたが、
きりが良いのでこの日にしています。

丸19年経過。
大きくもならず、幸いにも大きく躓くこともなくここまで淡々と続けられております。
一人一人に向き合って続けていくだけです、これからも。

思えば大阪で前職をやめざるを得なくなり、やむを得ず帰京。
さてどうしようと考えたときに、今までの経験を生かして、とりあえず始めたというのが実情です。
野望も何もありません(笑)
何年続けられるかも全く考えてませんでした。
ただ、目の前の食べるためにどうするか?という結果でした。

これが20年続くんですから人生わかりません。
案外大きな野望などないから続けられているのかもしれませんね。

この間いろいろありましたが、特に昨年は唯一の身内である母を急に見送り、身軽な立場にいきなり
立たされました。そろそろ母もどうなるのかなあ・・・、施設かなあ・・・と思っていただけに、ショック
は大きかったです。

ただ逆に、身軽な立場になったので、いろいろと考えることも多く、この先どのくらいできるかわかり
ませんが、自分だけならなんとかなるだろうというめども立ち、思い切って手を入れる覚悟ができました。

以前のようながむしゃらさはありません。
現状、テスト前でなければ、水・土・日を休んでます。祝日は原則やってます。
曜日のパターンを崩さないためです。

かなりペースは落としてます。
やはり年齢に応じた働き方はあると思うのです。

そして本当にありがたいことに、自分のやりたい形が少しずつできてきました。
あまたある中で、こういうのがあっても良いだろうと。

今後も自分の旗を立てて、信頼して集まってくれる人が来たら、そこに全力で応えていく。
20年目に向けての決意です。


なお、現状を鑑みると、今年度、受験までの間はあと1~2名で募集を締め切ります。
回転させる概念をなくした現状では、キャパが足りません。



令和5年11月1日(水)

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先日、ある方から教えてもらった動画です。物事の本質をよく捉えてます。

プロゲーマー専門学校 Youtuber専門学校に行くべきでない理由-ラジオ - YouTube
資格がないとできない職業に就くなら、それを取るための学校に行くことは目的にかなってますが、プロゲーマー養成学校に行ったところで、役に立たないとは言いませんが、行ったところで、即どうにかなるようにも思えません(認識不足ご容赦)。
その道で生きていくのなら、卒業後は自営でやっていくわけで、その切り替えがわからないのなら、この先はキツいだけです。

どうしても若いうち、高校生くらいまではお膳立てしてくれることに慣れてしまっています。
周りの大人の言うとおりにやれば問題ないし、むしろ褒められます。

しかし、成人して自活するということは、すべて自分でやると言うことです。お膳立てなどありません。
誰も自分の人生について、自分以上に真剣に考えてくれるわけではないのです。

近年、教育産業はサービス業としての視点が強くなっています。少子化も相まってその傾向に拍車。
専門学校も就職とセットが多いです。
それは入学意欲の喚起にもつながりますが、基本的にお金を出す親御さんを安心させる面もあり、むしろそっちの方が大きいでしょう。

無事に卒業してめでたく就職。
しかし本当の戦いはそこからで、就職してどう人生を切り開いていくかは本人。
その自覚がうすいまま、現実に戸惑い離職していくのも珍しくない・・・

お膳立ても(サービス契約期間の)卒業までで、そういうことを覚えていくのが大事なのですが、過度なサービスの進展と、少子化で親御さんがずっと子どもに手をかけやすい現状で、この落差に気がつかないまま社会人に。

だから分別がわかってくる中学生くらいから、社会の現実を少しずつ教える場が必要だと思うのです。
私がその手伝いをどの程度できているかわかりませんが、少しでもその方向にありたいと。

​中堅男子クライシス​

と銘打っているのは、彼らにこそ、そういう視点がないとキツいと思うからです。

現状の「学習塾」としては、ちょっと禁じ手に近いとは思ってます。
むしろ従来の常識ならば、踏み込まない方が良いに決まってる。
しかし、学校という存在が揺らぎつつある現在、そのアンチテーゼとしての学習塾は、もっと揺らいでいるはずなのですが現実は・・・
ただし、こんなのすでに全国的には局地的だし、もう続かなくなっているのは自明。

ある意味身軽な立場だからこそ、実験的にやれます。

このシリーズ不定期ですが、もう少し続けます。
多分自分の考えていることにつながります。

令和5年10月15日(日)




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まもなく夏休みが終わります。今年は記録的な暑さが連日続き、体調の管理も大変です。

 中3にとっては高校受験の準備として大事な時期ではありましたが、どうだったでしょうか?
 なかなか思ったようにはいかない、というのが実態だと思います。
特に男子にその傾向がありますが、中3といえども、やはりまだまだ幼いのです。
どうしてもめんどくさいことを避けがちです。学校の宿題もありますしね。

 例年見ていてもそうですね。やはり実感がないのです。受験ってどういうものなのか?周りが受験受験って言うし、そうやって動いている友達もいるから、ああやらなきゃね・・・。
 
大人の視点から見ると歯がゆいのですが、まずはこの現実を受け止めてあげる、これが一番大事なのだと思います。
 やる気はあるけど、行動が伴わない。ああだこうだと言われると、どうやって勉強したら良いのかわからない・・・(仮にここでやり方を教えてもあまり響きません。本質はそこにないからです)
矛盾してますが、彼らの心の中でも葛藤してます。まずはこの現状を受け止める。

 正論が通じないのですが、それも受け止める。幸いにして生徒達は、塾に来ることをいとわない。本当に勉強がいやなら、そもそも塾になど来ない。

 ここで目先に焦ってもおそらくうまくいきません。やらされ感だけが残ります。

 なんか気が滅入ってしまいますが、しかし男子は特にそうですが、子供達はあるきっかけで変わるのです。時期に差はあります(経験上、高2くらい)が、自分なりに将来について考えるのです。そしてしっかり自分の足で歩き出します。こうなるとどんな結果になっても文句は出ません。たくましくなります。
 学校の勉強も一つの才能です。うまく吸収できる場合とそうでない場合があります。そこに良し悪しはありません。とにかく、自分の頭で考えて行動できるようにする。その時期が来るまで待つ。
 20年近く生徒達を見てきての確信です。
生徒達に教えられたことは多いのです。

令和5年8月22日(火)

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思春期の子供達。
まだまだ親の保護が必要です。
しかし、自分なりの価値観を作っていく途上ですから、周りの大人に反発をする
時期でもあります。
もっともめんどくさい時期(笑)。
でも、ここを大事にしていかないと大人になったときに困ります。
自分の価値観や方向性ののないまま社会に放り出される。必要以上に周りに振り回される可能性が。

とはいえ、一緒に家で生活している身としては、勝手なことばかりしては困ります。その気持ちはよくわかります。
さらに、積極的にやろうとはしない?勉強も無視はできません。

しかし、「やりなさい!」「ハイ!わかりました!」とはなりませんよね?。
結局彼らには「適度な距離で見守る」という大原則しかないのだと思います。
目先の成績や行動にカリカリして、あれこれ手を入れたところで、一時的には変わるでしょうが、しばらくすれば元の木阿弥です。経験上。

私もいろいろ悩みました。
しかし最終的には本人に考えさせるしかない。
本人が考えた行動を尊重するしかない。
後ろから見守られている、という感覚が彼らの行動を勇気づける。
多少の迷走はありますが、決して間違った方向には進まない。
そんな考えに至りました。

となると、ここまで来ると、親御さんにできることは、食事の支度と健康管理くらいでしょうか?あとは相談されたら乗ってあげる。
難しいのは百も承知ですが。

親子関係は最も大事ですが、いろいろな大人と接することも大事です。いろいろな価値観があることを知ることが必要なんですね。うちがその一助になってくれると良いなと思ってます。

令和5年6月27日(火)

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うちに来ている生徒は、主として中堅層くらいの生徒です。このくらいの成績の子は、基本的に勉強したくてしているのは少数派です。勉強しないで済むならそうしたい、と言うのが本音だと思います。楽に流れたい気持ちとの戦いだと思います。

そんな彼らを勉強に向き合わせる。しかし、正論で済ませたくはない。危機感をあおることもしたくない。変ににんじんをぶら下げることもしたくない。
淡々とやるようにしたい。むしろそれが普通になってほしい。
だからこそ、学校でも塾でもないサードプレイスとしての塾と言うところにこだわろうと思っています。

幸いにしてうちは小規模。さらには、いつ行っても同じ人がいる。個人塾としての強み。
指導者の多さとか情報量の多さなどには、組織にかないません。ましてや価格攻勢はかけられません。無料無料は出来ません。むしろ月謝だけ見ると割高です。

だからこそ、うちが何を提供できるのか?を考えたときの結論です。

・学習に対するアンカー(碇)​である場。
・とかく親子間のストレスの元となる、勉強をうまく解決する場。お母さんのストレスを減らしたい。

なかなか家では集中しにくい。
どうやって勉強したら良いのか?
わからないところがあったときに困る。
などなど、いろいろな問題を抱えたときの一つの解決策として、うちは淡々と開け続けているので、利用してくださいというスタンス。
時間と空間を与えますので、その中で自分で考えて取り組んでみてください、というスタンス。

基本的に週2回がベースになりますが、回数に制限は付けません。毎日でもOKです。通塾時間も基本的に決めますが、時間の延長も特にこだわりません。
それによる料金の変更もありません。定期テスト前の別料金も取りません。すべて学年によって固定されているだけです。

また、中3以外は講習会という概念もありません。年間の費用はすぐに計算できます。
経営的にはうまくないですが、彼らの特性を考えたときにベストだと思ってやってます。
制約を付けずに開放することで、学校以外の勉強する場としての役目を果たそうとしています。そして最終的には自分で考えて勉強するよう間接的に仕向けます。

なお、このように「緩い」やり方ですので、この志望校に必ず合格したい! いついつまでにテストの点を〇〇点上げたい!とはお約束できません。
あくまでも生徒自身で考えて行動する場所です。

確かにこのやり方ですと、狙ったように行くとは限りませんし、いつまでに達成できるかもわかりません。しかし彼ら自身が納得した結果ですので、不平不満は出ません。やらされてきた反動もありません。
うちは高校生でも続けてくる生徒が多いです。多分このやり方があっていると納得しているのでしょう。

また、塾に来ることに対してストレスになる子もいません。成績の善し悪し関係なくです。行ったフリして勝手にどこかに遊びに行く子もいません。休むときは自ら連絡してきます。感心します。

これは20年近く教えてきての自信です。うちがこの形になったのは、まさに歴代の生徒達が導いてくれたのです。中堅層にはこれが良いのではないか?そう確信が持てるようになったのです。

先生と適度な距離を保ちながら、自分のペースで良いから主体的に学ぶ習慣をつける。これが高校・大学と進学したときに必ず役に立ちます。

誰かに見守られていつつも、自分のスペースは確保されている。必要以上な干渉は受けない。その時初めて子供たちは思い切ってチャレンジできるのです。
それが思春期の子供に対するコツです。勉強以外でも同じです。

1 寛容 2 忍耐 3 適度な距離感 思春期の子供達と接する場合の鉄則だと思います。

追記
教えたらできるようになる。間違ってはいないのですが、実は教えることはスタートラインでしかありません。そこを起点にどうしたらいいのか?

どうやったら勉強に向き合えるのか?基本的に教育は、お節介な営みなのです。力づくで大量の課題を出して小テストして・・・で、一時的にはどうにかなるかもしれません。少なくとも子供達が勉強していれば大人は安心します。

しかし学校の授業を受けて、わからない所もあって、それをことさらに放課後に塾で強調されることは、決して歓迎せざるものでしょう。甘いと言ってしまえばそうですが、理屈でわかっていても感情的に矛盾があるのが人間。ましてやまだまだ発達途上の子供達。

だからこそあえて一歩引いて、どうするかを見守る形にしたのです。20年近く考えてきての結論です。

彼らには生きる力があります。しかし今は過剰なまでにレールを敷きすぎて、そのエネルギーを奪っています。大人は一生彼らの面倒を見られないのです。わかっていつつも、何が理由か過剰に手を出す。そして子供達が大きくなると、自分でどうぞ。

これで彼らが戸惑わない方が不思議です。まあ、不安をあおる社会もいけないんですけどね。
私は彼らのエネルギーに期待して、遠回りだと思いますが、今の形にしているのです。ご理解いただければ大変ありがたいです。

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