1月も終わり

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る
年頭3ヶ月はあっという間に過ぎていきます。

2月に入れば東京の中学受験解禁。今週末は節分。
受験が終わって、桜が咲く頃なんてもうすぐです。

うちの生徒も受験本番です。

さてここ数年、工業科などの専門学科を彼らに薦めています。

これは、近隣の学校がどんどん進学校化して、オール3ではなかなかに厳しいという現実的な側面がありますが、それ以上に、この先の社会を考えたら、手に職をつける選択肢は今以上に重要になってくると考えているからです。

いわゆるエッセンシャルワーカーが確実に不足していきます。
技量の高い労働者は、この先確実に需要が高まります。現に今、高卒はバブル期を超える求人倍率です。

勉強が余り好きでない、半ばやらされ的に進学校の流れに乗るのなら、同じ勉強するなら、技術を磨くのもありだよ、と薦めているのです。

将来の安定とか、まだまだ価値観は今までのままですが、彼らにそれを応えてあげられるだけの社会ではなくなっています。
人口が減っていく時代を誰も生きていない。
だからこそ、自分の頭で考えて行動する。

私はこう考えてます、と伝えるまでです。

もちろん従来のコースも否定しません。むしろ勉強できるならどんどんしてほしい。

私が引っかかるのは、相変わらず同じ価値観で子供達を向かせようとしていることです。
これから、このルートは行き詰まる可能性が高くなります。

本当はすぐ横に、別の大きな流れがあるのに、そこに目が行かないのはあまりにも考え方が狭いと思うのです。


不登校が下げ止まりません。
子供達は、直感で違和感を感じているのです。

いわゆる通信制に行く子も増えました。
コロナ騒動で強制休校になり、学校について考える人も多くなったんでしょう。
多様な流れを容認する親御さんも少しずつ増えていると思います。

うちは専門学科を無理くりに薦めません。
こんな価値観はどうですか?自分もいろいろ見聞しながら、自分の考えを提示しているまでです。
最後は自分たちで決めてもらえば良い。


子供達に必要なのは、学校でも家庭でもない、別な価値観を持つ大人です。
その一人になれれば良いと。


新年度に向けて生徒募集が活発化していきます。
しかしうちの特性上、欠員補充程度しかしません。だから数人程度。
うちのやり方に納得した方だけ来ていただければ十分です。

いろいろな価値観を提示できる、そんな緩い場で、これからもありたいと思います。

令和6年1月30日(火)





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更新は、午後8時頃の予定です