失敗だった勉強法
今回は私がやってダメだった勉強法をご紹介します。あくまで私の場合の話で、人それぞれ合う合わない個人差があります。
私は中学中学祝いで貰った図書券で、毎月プチバースデーと言うファッション&占い雑誌を買っていました。家庭の事情諸々により中学生になってもお小遣いをもらえなかったので(そんなお金事情についても今後書こうと思います)、プチバースデーを買う事が毎月の楽しみでした。
その雑誌の中の広告で
「これで成績が上がりました」
「内申点が上がって希望の高校よりも更に上の高校に合格しました」
などの口コミが書いてあるのを見つけ、私は藁にもすがる思いで資料請求をしました。
私は中学入学と同時に落ちこぼれてしまい、母から幾度となく成績の事で怒られてきました。
怒られる度になんとかしようとは思うのですが、全く授業についていけず、どうにもなりませんでした。一度躓いてしまったら、そこからどうする事も出来ず、私は悩み苦しんでいました。
最初この広告を見ても、勉強する事が嫌いな私は興味がなかったのですが、ある時資料請求してみようと思い立ちました。
届いた資料を見ても、当たり前ですが良い口コミしか書いてありません。どう言った教材なのかの説明も書いてあるにはあったのですが、あまり理解せずに口コミだけを信じて、購入したくなりました。
母に頼むと、母は資料をちゃんと見ずに
「これでちゃんと勉強するの成績上がるのね」
と聞いてきて、私が
「勉強する」
と答えた事で、あっさりと購入してもらえました。
教材は最初にまとめてドーンと届いて終わり。通信教育ではないので、進研ゼミみたいに問題解いて送ったら、赤ペン先生が採点して返してくれる、みたいなシステムではありません。質問があれば送れったら回答してくれるシステムは、もしかしたらあったかもしれません。
費用は分割払いにしたので、母が毎月支払ってくれました。
その教材とは簡単に説明すると、暗記法・記憶力アップのトレーニング教材なのでした
流石にこう言う教材だとなんとなく知ってはいましたが、私はてっきり中学生の勉強内容に沿った覚えやすい勉強法のテキストが届くのかと思っていましたが、そうではく本当にこうやれば覚えやすいって事が書かれている教材で、ビックリしました
テキスト教材が数冊と、カセットテープだったかCDだったかの教材がセットになっていました。
せっかく買ってもらったんだから、これを読んで頑張ろうと、早速テキストを開くのですが、直ぐに挫折してしまいました。
具体的に説明すると、歴史の勉強で
鳴くよ ウグイス 平安京
と語呂合わせで覚えると覚えやすいって言いますよね。歴史は色々な語呂合わせがあって、語呂合わせで覚える人も多いと思います。
そんな感じでこのテキストは、自分が覚えやすい語呂合わせの作り方・イメージ法を学び、実際に作る事で記憶力アップするって勉強法です。実際作り方を学んでみたものの、私の記憶力が悪いのは桁違いなのか、例題が既に覚えやすくありませんでした
例えばバナナだったらサルを連想させるように、理科や社会の覚えにくい単語も、自分が分かりやすい単語と連想させる事で覚えやすくなるとか、そう言った学習法だったと思います。
そこで私も実際に考えてみようとするのですが、何も閃かずそもそも理科の単語を覚えたところで、それがどう言ったものなのかも覚えないといけないですよね。そう言う具体的なところも分かりやすいように連想させて覚えていくって事でなのですが、覚えやすいように考えるのが難しくて、挫折しました。
歴史の教科書を開いて、例えば織田信長だったらどうやって覚えようって考えるだけで時間がかかるし、とりあえず私が考えた内容をノートに書き出すのですが、結局覚えられる気配がなく、早々に諦めました。
この教材で成績が上がった人は、そもそも塾にも通っていて頭が良くて、記憶力が良い人なんだろうなと。私みたいに桁違いに記憶力が悪くて、「この単語からこれを連想」みたいなイメージ力もない人には、向いてないんだろうなと思いました。
結局挫折した私は成績が上がる事はなく。母には挫折した事バレないでくれと願っていましたが、成績が上がらない事で直ぐにバレて、大激怒されました。
これは私が塾に通う前の話です。
しかしこの出来事がきっかけで、母は
「あんたの言うことなんか信用出来ない」
と言い、私への信用は0になりました。
もう私に何も期待しないでほしい。勉強が苦手で、成績が悪い私に、成績が上がる事を望まないでほしい。仕方ないんだと受け入れてほしい。
そう何度も思いましたが、口にする事は出来ません。言えば益々怒られる事が想像出来たからです。
KちゃんやMちゃん、Oちゃんも勉強は出来ないけれど、テストを見せて激しく怒られたり、成績表を見て酷く怒られたりと言った事はないそうです。母を交換してほしいって何度思った事でしょう。