「オー、ファーザー!(伊坂幸太郎)」読了!

この位の分量と内容の小説ですと、一日で読み易い。(^^♪

感想

 

初、伊坂幸太郎でした。面白かった。
ただし、話の持って行き方は、かなり強引。
鱒二と多恵子のW大迷惑をトリガーとする訳ですが、かなり強引な巻き込み方です。
教団Xを読んだ直後だったので、ライトノベルに感じた。
伏線回収は大雑把ですが、「敢えて」だと感じました。
県知事候補達の事など掘り下げると、かなり暗く重くなるので、避けたと感じました。
ただ、最後の「3ン人の父親が~」の下りの伏線回収は、「親も年を重ねるのだから、大切にしよう」というメッセージだと思うのですが、賛否が分かれると思います。
そのうち、また伊坂作品を読んでみようと思います。

語彙

 

射幸心:まぐれ当たりを狙うこと

訝しい(いぶか):怪しい

愁眉(しゅうび):悲しみや心配が無くなってホッとした顔つきになる。安心する。
愁眉を開く:心配事が無くなってほっとする。安心する。

粗忽(そこつ):「軽はずみな」こと。注意や思慮が周囲に行き届かないこと。

耽る(ふけ)

愁い(うれ):悩み、悲しみ
憂い(うれ):心配、不安

籤(くじ)

開陳(かいちん):考えを皆の前で述べること

翳(かげ)

咀嚼(そしゃく)

忌々しい(ゆゆ):そのまま放っておくととんでもない結果になること
忌々しい(いまいま):気に入らない、腹立たしい

居丈高(いたけだか):人を威圧するような態度である様子

牛蒡(ごぼう)

甚振る(いた):いじめる。痛めつける。ゆする。ねだる。

暗澹(あんたん):見通しが立たず、不安な様子。

邂逅(かいこう):巡り合うこと

髣髴(ほうふつ):よく似ている事が思い浮かぶこと

和気藹々(わきあいあい)

在京(ざいきょう):都にいること。(東京、京都)

門柱(かどばしら、もんちゅう)

囃す(はや):からかったり、冷やかしたり、褒めたりする言葉を大声で唱える

嫡出(ちゃくしゅつ):法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれること
摘出(てきしゅつ)

煩悶(はんもん):精神的に悶え苦しむこと

虐げる(しいた)

蔑ろ(ないがし)

案に相違する(そうい):予想が外れる。「太平記」

靄(もや)

霞(かすみ)

東端(とうたん):東側の端

覚束ない(おぼつか):ハッキリしない

判然(はんぜん):ハッキリとよくわかるようす

目を瞠る(みは)

太平楽(たいへいらく):のんき

忙しい(せわ)

甚振る(いたいぶ)

紺屋(こうや)の白袴(しろばかま):
医者の不養生(ふようじょう):人のことばかりして自分はのことをする暇が無いことの例え。

諧謔(かいぎゃく):面白い冗談

嵌める(は)

一瞥(いちべつ)

宥める(なだ)

杵柄(きねづか)

相好を崩す(そうごう):にこやかに笑う

溌剌(はつらつ)

嘯く(うそぶ)

詰問(きつもん):責めて問いただすこと

啜る(すす)

饒舌(じょうぜつ)

阿弥陀籤(あみだ):阿弥陀の後光のように放射状に線を引いたことから

御伽噺(おとぎばなし)

生垣(いけがき):植木を巡らせて作った垣根

翻って(ひるがえ):反対に

抽斗(ひきだし)

揮う(ふる):力を発揮

斥力(せきりょく):2つの物体が互いに跳ねのけようとする力

渾名(あだな・こんめい)

罵る(ののし)

齧る(かじ)

漫然(まんぜん):取り留めもなく、ぼんやりとした様子

蜥蜴(とかげ)

雨後の筍(うご・たけのこ):似たような物事が次々と現れ出ることの例え

恭しい(うやうや):へりくだって、礼儀正しい

大伽藍(だいがらん):大規模な寺院

興信所(こうしんじょ):依頼を受けて、人の素行・信用・財産などを、秘密に調査する機関

溌剌(はつらつ)

自棄糞(やけくそ)

泰然自若(たいぜんじじゃく):少しも物事に動じないさま

胡坐鼻(あぐらばな):胡坐をかいたように、低くて横に広い鼻

癪(しゃく)
癇(かん)

鷹揚(おうよう):上品でおっとりしているようす

鸚鵡(おうむ)

詠嘆(えいたん):感動を声に出して表すこと、深く心に感じた事を表現する言い方

朴訥(ぼくとつ)

馬耳東風(ばじとうふう):人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。馬の耳に念仏

艶かしい(なまめ)

箒(ほうき)

強請る(ゆす):脅して、金などを無理に奪う

綻ぶ(ほころ)

沓脱(くつぬぎ)

デマゴギー(Demagogie ドイツ語・Demagogue英語):事実を偽った宣伝。デマ

紙縒り(こよ)

訝る(いぶかしが)

鰓(えら)

髣髴(ほうふつ)

草臥れる(くたび)

綯う(な):よりを掛けて、糸や紐などを交え合わせる
泥棒を捕らえて縄を綯う:事件が起こってから慌てて用意する事の例え

噤む(つぐ):口を閉じて、ものを言わない

瑣末(さまつ):重要でない様子

拘う(かかずら):関係する、拘る

虱潰し(しらみつぶ)

窓の桟(さん)

早鐘(はやがね):激しい動悸

滂沱(ぼうだ):涙がとめどなく流れる様子、雨が激しく降るさま

相俟って(あいま)

箍(たが):桶、樽に嵌める、竹や金属などの輪