子供の頃通っていた床屋に久々に行きました。

店もおやっさんも昔のままでじーんときました。

 

お客さんは三人。一人がカット中で二人が待っている状況でした。

変わらず地元の人に愛されているようで嬉しかったです。

 

待っている間は、ずっとラジオに耳を傾けていました。

こんなにじっくりラジオを聴くなんていつぶりだろう。

パーソナリティのおだやかな声、さわやかな音楽、カットの音、シャンプーの音、シャワーの音、そして、おやっさんと常連さんの必要最小限の会話――。

 

心地よい休日の午後を耳で感じていると自分の番がきました。

 

「カットだけでいいですか?」

「はい」

 

シェービングとシャンプー込みの大人料金は少しお高めなので、カットだけをお願いしました。

私はいつ大人になれるのでしょうか。