春の風バスを待とうか歩こうか

 

上の句は柴田理恵さんが『プレバト!!』で披露した俳句で、数あるプレバト俳句の中でもかなり好きな句の一つです。

 

「春の風」というやわらかい季語と「バスを待とうか歩こうか」というほのぼのとした状況の取り合わせがピースフルで素敵ですね。

具体的な映像が描かれていないにもかかわらず、春のあたたかい日差しやのどかな田舎道、ぽつんとしたバス停に空白の多い時刻表まで見えてくるようです。

 

それから、やっぱり俳句は五・七・五にピタッとハマるのが気持ち良いですね。

春らしい心地良さと韻律の気持ち良さが味わえる、これぞ俳句という一句だと思います。