正常な思考をお持ちの方は理解できないと思うが、メンヘラ女だった私はありとあらゆる妄想をしては、自分で不安を煽っていく。




そうなると、彼の携帯の中身が気になって気になってたまらなくなっていく。

出会ってまもない為、友好関係は分からない。

携帯を実際見るわけにもいかない。

ならば、てっとり早く探れるのがSNSである。




自然な形で気軽に交換できるのがインスタ。

どんな女性をフォローしているかを確認する為だ。

好きな芸能人やインフルエンサーをフォローするのは個人の自由なのに、当時の自分はそれさえも許せない程嫉妬と支配欲で狂っていた。



そんなことを知る由もない彼は気軽に教えてくれた。




1人の時に早速彼のフォロー、フォロワーをはじからはじまで食い入るように見る。




一気に頭に血がのぼり怒りで震えた。




そこには、かなりの数の女性をフォローしている現状が。

露出の多い女性、巨乳ギャル、キャバ嬢。



怒りと一気に冷めていく気持ち。

もうここからは、彼への嫌悪感がどんどん大きくなっていく。




速攻LINEを送信。





「随分な数の派手な女性をフォローしてるけど、友達?それとも趣味?巨乳なギャルばかりだけど、こういうのがタイプ?なら、別れてそういう人と付き合って下さい。気持ち悪いです。」





気の狂ったLINEに彼から速攻電話が鳴るのであった。