2022年7月に一人1泊で廻った群馬の北東側の温泉シリーズ、始めます。
朝は楽な時間に出発、まず向かったのは伊勢崎市のスーパー銭湯系の温泉施設「湯楽の里」。
「喜楽里」と合わせて関東に系列店を20店舗強ほど展開しているところ。
どうしても後回しになってしまうこの手の施設、今回は朝一で入っておこうという計画。
「湯楽の里 伊勢崎店」は国道17号からだと境三ツ木の交差点、国道354号を西に数キロ。
関越道からだと高崎玉村スマートICからやはり国道354号を東へ数キロ。
9時から営業開始だが、9時20分頃に到着。
この手の施設は撮影禁止を見込んでオープンアタックは狙わず。
敷地の端には源泉名「伊勢崎天然温泉 招美の湯」の名入り貯湯タンクが鎮座。
スーパー銭湯系でタンクアピール、そんなに多くはないのでは。
平日の朝でも駐車車両がそこそこあるのはもう当たり前。
いつもは建物前で撮る到着半顔写真、建物よりも源泉が目的なので、源泉タンクで撮影
湯楽の里 伊勢崎店
実はこの旅最後に訪れた温泉も伊勢崎市の別のスーパー銭湯系なのだが、それはさておき。
「100%天然温泉かけ流し」の文字が頼もしい。
ただし全浴槽に源泉を使用しているわけでなく、この「湯楽の里」の常、露天エリアのみに源泉は使用されている。
詳しくは後ほど。
その源泉は平成13年に掘削し確保。
入浴料は一般が平日850円。
会員だと730円だそうだが、会員制度は2023年3月いっぱいで廃止になるそうだ。
一般の休日料金は950円。
営業時間は9時~25時迄と長い。
最終受付は24時半で、基本的に無休。
食事処↓は11時からの営業だったので、まだ人は居なかった。
実はここの後にブランチ的に行くことを決めていた店があったので、ここは利用しなかった。
はい、実際食べたものは群馬なのでもちろんまたアレの新規開拓です
次の投稿が明らかにします。
それはさておき、浴場へ。
ちなみに写真にはないが、床屋やゲームコーナー、休み処、コミックコーナーなど、スーパー銭湯らしい施設は充実している。
では男湯へ。
予想通り、浴場内は撮影禁止。
源泉使用のところはそんなに混んでなかったのでちょっと残念だったがしかたない。
よって以下の浴場関係写真は全てオフィシャルサイト関係から拝借したものとなりますm(__)m
あらかじめ明かしてしまうと、こちらの源泉使用状況は極めて良好。
※表記はサイトより拝借
よく見る日本温泉協会の評価がオール5なのである。
さて、先述したようにこちらの施設、内湯はかけ湯やカランを含め、源泉は全く使用されていない。
よって真湯(井水を加温循環)使用の施設は、ぼくのブログの方針ではざっくり省略。
人工炭酸泉も源泉使用でないので省略。
露天エリアのつぼ湯も源泉使用でなかった為省略。
確認されたい方はサイトごご覧ください。
では源泉使用の露天風呂。
※写真はサイトより拝借
奥が源泉温度に近い、熱くて最も新鮮な状況で入れる浴槽で、そこからのオーバーフローが手前の大きな浴槽に流れ込み、ぬるめの源泉浴槽となっている。
この手前のぬるめの浴槽ではさらにセルフで加水することもでき、暑かったこの日はお客が盛大に加水していた。
奥の高温浴槽は設置の温度計で45.5度とかなり高めになっており、さすがに入る人はほとんど居ないのでほぼずっと独り占め状況。
とはいえ夏に45.5度はずっと浸かっていることはできなかったが、間違いなく非常に新鮮な湯が楽しめた。
※写真はサイトより拝借
微黄色透明な湯は源泉名が「伊勢崎天然温泉 招美の湯」。
源泉温度46.4度、pH8.0の、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
成分総計は2.147g/kg。
1500m掘削で277リットル/分の湧出量がある。
この湯を奥の丸い浴槽では完全かけ流しで使用している。
しっかりとした投入量が素晴らしい。
岩風呂的な浴槽では炭酸水素塩泉らしいクリーム色のコーティングと細かなイボイボが目立つ。
湯口には黒い沈着。
淡いアブラ臭あり。
淡いアブラ味と淡い塩ダシ味を感知。
※写真はサイトより拝借
炭酸水素塩泉らしい、しっかりとしたスベスベ感もよい感じ。
ここで源泉のイオン数値を簡単に。
陽イオンではナトリウムが662.4mgで92.49ミリバル%とほとんど。
以下はカルシウムの28.8mg、カリウムの12.6mg、マグネシウムの4.1mg、アンモニウムの3.8mgと続く。
陰イオンでは塩化物が716.4mgで65.81ミリバル%、炭酸水素が632.8mgで33.77ミリバル%とこの2要素でほとんどすべて。
以下は臭化物2.6mg、炭酸2.5mgと続く。
遊離成分のメタケイ酸は40.8mgと規定値以下、メタホウ酸は14.8mg。
※写真はサイトより拝借
一番奥のぼく的メイン浴槽がさすがに熱いので、水風呂との交互入浴を10回はやった
※写真はサイトより拝借
水風呂は17.1度と夏でもかなり冷たい設定で、露天とここをぼくほど忙しく移動していた人は他に居ない。
みんな、これが一番気持ちいいのに!
ほとんどの人がぬるい真湯や人工炭酸泉ばかり。
約2~3人がぬるい方の源泉浴槽、熱い一番よい浴槽はホントぼく以外誰も入りに来ない(^^;
源泉使用状況が良いまま熱いので、寒い時期がオススメなこちら。
撮影はできないが源泉の個性と魅力もしっかりあるので、近くを通られる方はぜひ。
湯楽の里 伊勢崎店
群馬県伊勢崎市韮塚町1191-1
0270-22-2641
一般入浴料 平日850円(休日は950円)
営業時間 9時~25時(最終受付24時半)
基本は年中無休
<源泉名:伊勢崎天然温泉 招美の湯>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
46.4度
pH8.0
成分総計 2.147g/kg
1500m掘削
277リットル/分(掘削揚湯)
微黄色透明
淡アブラ臭あり
淡アブラ味、淡塩ダシ味あり
クリーム色の沈着、細かなイボイボ析出物あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し(下の湯でセルフ加水可能)
※露天風呂のみ源泉使用
2022年7月入湯
※数値はR4の分析表より