2022年6月半ば頃、一人でゆるりとハシゴした山梨の温泉話。
2日目の行程の始まりとなります。
まずはここまでの行程リンク集をどうぞ。
神の湯温泉をチェックアウトして向かったのは同じ甲斐市内にあるホテル。
国道20号沿いにある「天然温泉 ホテルリブマックスBUDGET甲府」。これが正式名称らしい。
2017年に行った「竜王ラドン温泉ホテル 湯~とぴあ」から20号を南西に数百メートル行ったところ。
この看板↓ではぼくも馴染みのある名前「リブマックスリゾート甲府」となっている。
全国に百数十もあるビジホ、リブマックスの系列。
このBUDGETというシリーズはカジュアルなビジホなんだそうだ。
天然温泉 ホテルリブマックスBUDGET甲府
入浴施設は9時~12時、17時~22時の利用時間。
オープンアタックをするつもりがまた20分ほど遅れてしまった(^^;
今から急いでも仕方ないので、少し周りを観察。
敷地内の源泉管理エリア。
すなわち敷地内に湧出する自家源泉を持っている。
敷地の外には排湯が勢いよく投じられていた。
建物下の駐車場には「リブマックス甲府号」↓があった。
浴槽の写真が貼ってある車、初めて見たかも
さてそろそろ館内へ。
立寄り入浴料は1100円(大小貸しタオル付)なのだが、事前にWEBから申し込むと1000円となるので申し込んでおいた。
むろん宿泊すると入浴料はとられない。
入浴自体の受付は浴場のある5F。
なお4Fのレストランやマッサージはコロナで休業していた。
券売機での販売は中止中。
靴箱の他に貴重品入れもある。ただし脱衣所にも鍵のかかるロッカーあり。
それでは男湯へ。
先客は少々、その後にも出入りは何人かあり。
浴場が2Fにわたってあるため、それぞれの浴槽が独り占めできる時間はあった。
タオル↑はもちろん帰りに要返却。
それでは浴場内へ。
中にはスーパー銭湯なみにたくさんの浴槽がある。
ビジホの浴場としてはかなり大きな規模かも。
まずはかけ湯槽。
これが源泉だったかどうか、メモがない。
手前の桶が邪魔で湯の色も見えない…温泉ブロガー失格!(^^;
洗い場は離れた位置にコーナーとして設けられている。
カランの寄り写真がないので源泉は出なかったのだと思うけど、これもメモなし。
こちらのメイン浴槽となるのが大きな窓2面に面した檜風呂。
10人ぐらいが楽に入れる広さがある。
淡い黄色透明な湯は源泉名が「リフレッシュガーデンクレスト温泉」。
リフレッシュガーデンクレストというのはこちらの施設がリブマックス傘下に入る前の名前のようだ。
源泉温度36.5度、pH7.92のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
成分総計は1.149g/kg。
湧出量は動力揚湯で260リットル/分。
この湯を加温かけ流しにて使用している。
オーバーフローは基本窓側の溝に落とし込まれる構造。
僅かにモール泉系の香りがある気がした。
淡い甘塩味がある。
しっかりとしたツルスベ感があった。
白~灰色の湯の花も確認できた。
浴槽を変え、こちら↓はバイブラ風呂。
ブクブクしているが同じく源泉を加温かけ流しで使用。
その隣の一段上がったところにあるのが超音波風呂。
こちらも源泉を使用し、窓側の湯口の他に手前に見えるホースからも投入されていた。
やはり加温かけ流し。
サウナと水風呂もある。
水風呂はザンザン投入のやはりかけ流し。
左のサウナは元より使用してないが、何か貼り紙があるので利用制限があったかも。
浴室内にある階段を上がると屋上となり、そこにも浴槽が並ぶ。
もちろん裸のまま行ける。
まずは薬草湯。
投じられているのはこちらも源泉。
使用される薬草は週替わりとのこと。
ここはあまりちゃんと入っておらず、メモが残ってない。
薬草湯もかけ流しであることは間違いない。
完全露天エリアに出るとワイン風呂があった。
スミマセン、これはさらにちゃんとチェックしてません。
浴槽の右端に投入が見えるので、きっとこれも源泉使用のかけ流しなのだと思うけど、どうやってこの色にしているかは調べてません。
屋上のメインと思えるのが2つ並んだ樽風呂。
ここがぬるく、もしかしたら加温してない完全かけ流しなのかとも思ったけど、確認はしておらず。
黒っぽい沈着がいい感じ。
ここで成分の数値を簡単に羅列。
陽イオンはナトリウムが300.7mgで85.21ミリバル%。
以下カルシウムが30.3,g、カリウムが7.4mg、マグネシウムが6.9mgと続く。
陰イオンは塩化物が416.9mgで73.0ミリバル%、炭酸水素が241.3mgで24.52ミリバル%。
以下硫酸が16.1mg、炭酸が1.5mgと続く。
遊離成分のメタケイ酸は104.6mg、メタホウ酸は4.1mg。
溶存ガスの遊離二酸化炭素が19.4mgとなっていた。
湯口の左のプッシュカランを押すと加温された熱い源泉が出るので、投じられているのは非加熱なのかなと思った次第。
この樽風呂で白~灰色の綿状の湯の花が多数舞っていた。
もちろんツルスベ感もしっかり。
さらに弱いながら泡付きがあった。
そういうわけで、湯使い的には屋上の樽風呂が一番オススメかもしれない
浴槽はもう一つ。
階段を下りてメインフロアに戻り、小さな上がり湯がある。
この浴槽が一番温度が高かった気がした。
と言っても表記の通り42度ぐらいだったが。
加温かけ流し。
これだけの浴槽があったので、そこそこ長居して楽しんだ。
山梨のビジホ温泉はクオリティが高いというのはここでもまずまず証明された。
天然温泉 ホテルリブマックスBUDGET甲府
山梨県甲斐市富竹新田1536−1
055-279-2929
立寄り入浴料 1100円(大小貸しタオル付)を事前WEB予約で1000円
<源泉:リフレッシュガーデンクレスト温泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
36.5℃
pH7.92
成分総計 1.149g/kg
260リットル/分(動力揚湯)
淡黄色透明
僅かにモール泉系の香りあり
淡甘味、淡塩味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加温かけ流し(樽風呂は完全かけ流し?)
2022年6月入湯
※数値はH21の分析表より