2021年3月末の信州と中部の1泊温泉旅。
下呂温泉の宿の話を終え、公衆浴場巡りを始めたところまできた。
最初にこれまでの行程のリンク集をどうぞ。
3つある下呂温泉の公衆浴場。
前日の夜に温泉銭湯の「幸乃湯」へ行ったが、翌朝宿をチェックアウトして向かったのが、公衆浴場その2、クアガーデン露天風呂。
河鹿通りと言われる道路沿いにある。
写真だと地味な小さな建屋だが、これはほんの地上部。
この階層には食事処があるが、朝食を食べたばかりなのでスルーする。
下呂温泉 クアガーデン露天風呂
入口はここから階段を下る。
すると見えてくるのが巨大な源泉タンク。
これが湯之島ポンプ所。
宿泊した「さくらや」で使用されていた「送湯ポンプ所」の源泉のことである。
すなわちこちらの施設は源泉タンクから一番近い施設になるのだ
ここまで下ったら飛騨川の川原に降りられる。
遊歩道があり、散策に心地よい。
桜が6~7分咲きだった。
この桜は露天風呂からも愛でることができた
振り返ると建物がタンクと並んで見える。
道路からは分からなかったが、なかなか意匠に富んだ建物なのであった。
川原からアプローチするお客も多い。
それでは建物の玄関へ。
8時~21時と、まずは使いやすく長い営業時間。
定休日は木曜。
入浴料は700円。
この辺は観光地価格か(^^ゞ
もう一つの公衆浴場「白鷺の湯」にも入れる共通券が800円であった。
この後に訪れる予定だったので、この共通券800円を購入。
では男湯へ。
脱衣所は十分に広い。
源泉の詳細な分析書は掲げられてなかったが、使用源泉は「さくらや」と同じである。
お馴染み「日本温泉協会」の温泉利用証は2つ掲げてあった。
滝湯↑の使用状況はなかなかよろしい
ただし滝湯というのがどれかよくわからず(^-^;…打たせ湯のことだったのか。
この表記はさておき、こちらでは自分の感想を優先させる。
さて、こちらは幸乃湯同様、残念ながら撮影禁止。
以下は様々な観光サイトなどから拝借した画像であるm(__)m
※写真は関係サイトより拝借
クアガーデン露天風呂というぐらいで、露天風呂エリアしかない。
洗い場も屋根こそあるが、露天エリアとなる。
※写真は関係サイトより拝借
写真↑右の箱は箱蒸し風呂。
一人座って入って蓋をすると首だけが出ている状態になって蒸される。
一番奥の丸い石壁のあたり↑↓が打たせ湯で、これが滝湯であろう。
湯使いは温度調整の加水はあるがそのまま放流、かけ流し状態だったと思われる。
※写真は関係サイトより拝借
この大きな屋根↑は記憶にないけど女湯なのか…自分で撮ってないとわからなくなる(^-^;
さて、無色透明な湯は先に写真を載せた湯之島ポンプ所の下呂温泉集中管理源泉。
合計2300リットル/分の湧出量があるそうだ。
下呂温泉の施設に掲げてある共通の分析書が見当たらなかったので、「さくらや」のものから以下引用。
その表では送湯ポンプ所と書かれている。
源泉温度56.2度、pH8.9のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.387g/kg。
滝湯でも述べたが、こちらクアガーデンでは通年少し加水をして使用している。
浴槽での基本的な湯使いは加水循環併用かけ流し。
※写真は関係サイトより拝借
洗い場のカラン&シャワーも源泉であった。
湯の香りのメモはないがほぼ無臭だったか。
やや薄めの甘味あり。
下呂の湯らしいツルスベ感はしっかりあった。
※写真は関係サイトより拝借
壁側に並ぶつぼ湯↑の一つで、加水されてる源泉ながらしっかりかけ流しの浴槽があった。
※写真は関係サイトより拝借
せっかくタンクから一番近い施設ながら通年の加水はやや残念。近いから仕方ないのかな。
広々とした露天風呂の風情はしっかり味わえる施設であった。
次は3つめの公衆浴場、白鷺乃湯へ。
下呂温泉 クアガーデン露天風呂
岐阜県下呂市湯之島894-2
0576-24-1182
入浴料 700円 ※白鷺乃湯とのセットで800円もあり
8時~21時(受付20時15分まで)
木曜定休
<源泉:下呂温泉(送湯ポンプ所)> ※送湯ポンプ所=湯之島ポンプ所
アルカリ性単純温泉 (アルカリ性・低張性・高温泉)
56.2度
pH8.9
成分総計 0.345g/kg
無色透明
ほぼ無臭
淡甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加水循環併用かけ流し ※つぼ湯や滝湯で加水かけ流し
2021年3月入湯
※数値はH25の分析表より