鳩ヶ湯温泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2020年8月の福井県の湯巡り話シリーズ。

ここまでの行程を並べてみる。

 

国民宿舎 鷹巣荘

カフェド伊万里 (食事)

六呂師高原温泉ピクニックガーデン

 

六呂師高原から国道157号に戻り南下。

国道158号に入って九頭竜峡あたりから県道173号線をひたすら進む。

集落も無くなり携帯もつながらなくなってしばらくらくすると、ポツンとある一軒宿が鳩ヶ湯温泉

 

 

バス停もあるが、利用はかなり大変そうだ(^-^;

 

 

鳩ヶ湯温泉は江戸時代末期に開湯。

明治時代より温泉宿として経営が続いていたが2013年に一度閉業。

経営が変わり、2016年9月に再び開業された。

 

 

母屋はそのときにリニューアルされている。

玄関口は左側の面。

 

 

営業は4月下旬~11月下旬で、冬季休業

 

 

鳩ヶ湯温泉

 

 

 

立寄り入浴も広く受け付けているが、部屋数が6室あり2食付きの宿泊もできる。

 

ドアをあけて入ると立派なフロントにびっくり。

 

 

立寄り入浴料750円

JAF割引で675円だった。

 

 

掲示されているように、立寄り入浴の営業時間は、平日が11~17時

休日が10時~17時

ただしこの日は16時までになっているので、細かな時間は要確認がよさそうである。

 

食事もできるようになっていた。

 

 

その食堂というかロビーは山奥で鄙びたとはとても言えない、実に立派な空間だった。

 

浴場は別棟にある。

 

 

階段を上って一度外に出て、温泉のある棟へ。

 

 

ここで初めて靴をスリッパに履き替える。

 

 

さらに階段を上って廊下を進む。

 

 

トイレのところを曲がり、浴場の暖簾へ到着。

 

 

シンプルに男女別に内湯が1つずつ。

 

 

脱衣所はしっかりリニューアルされており、随所がモダンで居心地もよい。

なお、終始独り占めで入ることができた。

 

 

それでは浴場内へ。

浴場内は逆の意味で驚かされる…昔ながらの雰囲気たっぷりであった。

 

 

浴槽自体はせいぜい3人ぐらいの規模と小さいが、広くとられた洗い場のタイル床が清潔感に溢れて美しく、そして浴槽もステキなタイル浴槽ニコニコ

 

洗い場はシャワー付のカランが3セット。

 

 

出るのは源泉ではなく真水と真湯。

 

天井を見上げると湯気抜きもある。

 

 

タイル壁の向こうが女湯となる。

 

 

ほぼ無色透明な湯は源泉名がそのまま「鳩ヶ湯温泉」。

源泉温度14.2度、pHは不明だが、中性ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉

成分総計7.592g/kgともう少しで等張性になるぐらいの総計だ。

 

この湯を基本的に加温・循環して使用。

冷鉱泉なので浴槽の規模は納得。

気のせいレベルの消毒の塩素臭がしたが、浴槽に浸かっている分にはほとんど気にならない。

写真↑手前の茶色いパイプが浴槽内に引き込まれており、加温した湯が出ている。

女湯との境に小さな穴があるので、湯が行き来しているのかもしれない。

 

 

浴槽の温度を測ると。。。

 

 

40.1度とややぬるめ適温。

 

これだけだと雰囲気はよいが源泉そのものが楽しめないところだが、そこは大丈夫にひひ

湯口あたりを見て気づかれた方も多いと思うが、セルフで非加熱源泉を足せるのだ。

 

 

入れっぱなしにすると当然浴槽内の温度が下がっていくので、そのあたりは節度をもって開栓を。

源泉は少し薬臭があり、これは加温によってさらに顕著に感じた。

逆に非加熱でよりくっきり感じられたのは複雑な味わい。

淡い塩ダシ味には苦味や甘味を感じられた。

エグ味とまではいかない風味だ。

分析書だと遊離二酸化炭素が757.6mgとかなりの量だが、残念ながら炭酸のシュワシュワ感は皆無だった。

 

 

これで加温・循環併用かけ流しとなる。

 

ちなみに非加熱投入の源泉温度を測ると。。。

 

 

23.7度と分析書よりもかなり高いのは夏だったからだろうか。

 

 

浴感は特徴的であり、とろみを感じるツルスベ感がしっかりある。

ナトリウムイオン1894mg、塩化物イオン1835mgtのガッツリ塩化物泉なのに加え、炭酸水素イオンも2509mgあるあたりが理由なのか。

 

 

そして加温循環なのに、加温時に空気が混ざるのか、加温湯口付近で大量の細かな泡付きがあった。

 

 

これはいつもではなく、たまにそうなるって感じなので、あまり期待されぬよう。

元々ある遊離二酸化炭素由来の泡とはちょっと違う気がするが、でもやはりそうなのかもしれず、ぼくからは何とも言えない。

 

さて、非加熱源泉を足すことはできても非加熱源泉だけに浸かることはできないので、ここはやはり浴びておかねばにひひ

そのためにだろうか、非加熱源泉の蛇口の先は方向を変えられるので桶に楽々と投入。

 

 

真夏に心地よい非加熱源泉浴びであったニコニコ

 

 

次の入浴客が来るまでしばらくの間、源泉浴びと浴槽との交互入浴を楽しんだ。

 

 

次は街中に戻り、さらに湯巡りを。

 

 

 

鳩ヶ湯温泉

 

福井県大野市上打波6-2
0779-65-6808

立寄り入浴料 750円のところ、JAF割引で675円
営業期間/4月下旬〜11月下旬 (冬季休業)
日帰り入浴/平日:午前11時〜午後5時
土・日・祝日:午前10時〜午後5時

※入浴時間は変動あり

 

<源泉名:鳩ヶ湯温泉>

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 (低張性・中性・冷鉱泉)

14.2度

中性

成分総計 7.592g/kg

ほぼ無色透明

淡薬臭あり

淡塩ダシ味、淡苦味、淡甘味あり

とろみを帯びたツルスベ感がしっかりあり

加温循環

セルフで非加熱源泉投入可能(加温循環併用かけ流し)

 

2020年8月入湯

※数値はH26の分析書より