国民宿舎 鷹巣荘 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

全国的に旅行はお預けムードの現状。

例によって昨年のお話の残りだけど、気分だけでも湯めぐりは続けたいですなぁ。

というわけで2020年8月の、立寄り福井の湯シリーズ、スタート。

 

福井県の温泉は、温泉を趣味にするようになってからはどこも入ってなかった。

これはいかんと思いつつも、関東在住の身だと福井県はなかなか行きにくい(^-^;

一念発起?し、関東の自宅から関西の実家片付けへ行く途中に福井の湯をいくつか立寄る計画を立てた。

 

まずは朝早くから入れる湯を探す。

銭湯はもちろんあるが、いわゆる温泉の共同浴場文化が見られない福井県は、基本的に立寄りできる宿から探さないといけない。

すると朝6時から立寄れる国民宿舎があった。

福井市内、有名な東尋坊から南西へ20kmぐらいのところにある鷹巣荘がそれ。

 

 

夜中に自宅を出発し、実際に着いたのは7時半頃。

あまり早く来すぎると次の行程が続かないからだ。

 

8月半ば、コロナ禍とはいえ夏休みの期間だったこともあり、 宿泊客のであろう駐車車両はそこそこの数。

 

 

海のすぐそばにあることを予感させる空気感が心地よい。

 

 

国民宿舎 鷹巣荘

 

 

 

こちらの宿を選んだ理由は早朝からの立寄り可能もあるが、その湯まわり状況も大きな要因。

 

 

自家源泉をかけ流しで使用していることを全面に謳っている。

こういうアピールは国民宿舎では珍しい方ではないか。

 

 

コロナ対策もスローガンと共にしっかりしている。

 

 

立寄り可能な時間を整理すると、6時~9時、10時~22時

9~10時は清掃時間だが、長い営業時間が素晴らしい。

 

立寄り入浴料520円

 

 

JAF割引で490円だった。うーん、もう一声!(^-^;

 

明るいロビーを横目に浴場へ。

 

 

ちなみにこちらに泊まると、部屋はすべてオーシャンビューなんだそうだ。

 

 

浴場は階下。

 

 

浴場前もロビーになっていた。

 

 

浴場は男女別に内湯と露天風呂がある。

 

 

では浴場内へ。

 

 

先客が一人いたが、ちょうど出るところ。

しばし独り占めで入ることができた。

 

 

なお浴場内はスマートフォン・タブレットなどの持込は禁止との掲示あり。

デジカメはNGとなっておらず、他のお客が居なかったので撮影させてもらった。

 

 

浴槽での温度が違う2つの浴槽が連なっており、浴槽を通って露天エリアに行くことができる。

その先にはすぐ日本海が見えているというステキなシチュエーション。

 

後ほど詳しく見ていくが、こちらはどの浴槽も基本的に加温も加水もなしの、完全かけ流し

 

 

しっかりとした量のオーバーフローが素晴らしいニコニコ

 

洗い場にはシャワー付カランがご覧の数ほど並んでいる。

 

 

カランの写真を撮ってないので源泉は出なかったかもしれないが、実際がどうだったかちょっと自信なし(^-^;

 

それでは内湯の2浴槽の内、左側の熱い方の浴槽から。

 

 

無色透明な湯は、源泉名が「鷹巣温泉」。

源泉温度49.4度pH9.2アルカリ性単純温泉

成分総計0.3955g/kg

掘削・動力揚湯で湧出量は69リットル/分ある。

海のすぐそばでアル単というのは伊東温泉などを思い出した。

温度計を車に置いてきてしまったのだが、浴槽内で体感43度ぐらいだった。

 

 

源泉は飲用許可も取られている。

浴槽ではほぼ無臭に感じたが、湯口から汲んでチェック。

僅かなタマゴ臭淡いタマゴ味があった。

 

 

高めのアルカリ性らしく、しっかりとしたスベスベ感が心地よい。

ちなみに硫酸イオン181.9mgに比べ炭酸水素イオンは28.6mgと少なめの、どちらかと言えば硫酸塩泉系の単純泉。

メタケイ酸も41.4mgと規定値には届かない。

それでも理想的な源泉温度を湧出規模に見合った無駄のない湯使いで、好感がもてるニコニコ

 

右側のぬるい方の浴槽。

 

 

源泉は同じ、湯使いも同じなので、単に浴槽の大きさが浴槽内温度の違いとなっているようだ。

体感で40~41度ぐらいだった。

 

 

熱い方で触れるのを忘れたが、こちらも設置された石材の湯口からではなく、金属の湯口から投入されている。

 

 

こちらの湯口そばにもコップが置いてあった。

熱い浴槽とぬるい浴槽の交互入浴でも楽しかったが、露天風呂がまた違う温度設定となっていた。

 

露天風呂はぬるい浴槽を通らないと行けない構造。

 

 

露天というが、しっかり屋根も壁もあり、あまり露天感はない(^-^;

 

 

熱い浴槽よりも小さい浴槽だが、浴槽内の温度は内湯よりもぬるかった。

 

 

使用源泉は同じなので、最初からそういう設定で設けられているのだ。

 

 

湯口は軽く装置になっていて、熱い足し湯ができるようになっていた。

ぼくはデフォルト状態のまま。

 

露天からの風景はさすがによい。

これ↓は少し望遠で撮影。

 

 

不感温度に近く、小さめながら海を見つつゆっくり入れる浴槽である。

 

 

かけ流しの温泉施設が少ないと聞いていた福井県だが、初っ端は自家源泉で湯使いもよい施設で、長時間の運転もすっかり心地よく癒されたニコニコ

 

 

 

国民宿舎 鷹巣荘

 

福井県福井市蓑町3-11-1
0776-86-1111

立寄り入浴料520円のところ、JAF割引で490円

6時~9時、10時~20時

 

<源泉名:鷹巣温泉>

アルカリ性単純温泉 (アルカリ性・低張性・高温泉)

49.4度

pH9.2

成分総計 0.3955g/kg

69リットル/分(動力揚湯)

無色透明

微タマゴ臭あり

淡タマゴ味あり

しっかりとしたスベスベ感あり

完全かけ流し

 

2020年8月入湯

※数値はH26の分析書より