今回の日本酒ネタは、8月某日にいつもの近所にある養鶏場でまた生みたて卵を買った後、帰り道にある酒屋で買った一本から。
最近のパターンである
筑波の浦里酒造店の霧筑波から、生酒を一升瓶で。
霧筑波というお酒、今まで知らなかった。
90%が茨城県で消費されているからであろう。
2018年12月醸造の初搾りがまだ1本だけ一升瓶で酒屋の冷蔵庫に残っていたのだ。
霧筑波 初搾り 無濾過本生うすにごり
まずはその値段がアピールしてきた。
一升瓶で2175円+税=2350円。
純米ではないが、無濾過の生酒でこの値段は嬉しい
茨城は下妻産の五百万石を100%使用し、精米歩合は65%の本醸造。
無濾過だがアルコールは15%と高くはない。
日本酒度は+4、酸度は1.0。
酸度は低いのはこの蔵元の特徴らしく、酸度高めの酒が好きなぼくとしてはちょっと残念。
使用酵母はこの蔵の酒全てが小川酵母を使用している。
酸が少ないのもこの酵母の特徴らしい。
瓶の底には約1cm、滓が溜まっている。
ぐい吞みに注ぐ前に瓶を逆さにし、滓をしっかり馴染ませる。
ややクリーム色にささ濁り。
醸造から8~9ヵ月経っているためか、香りも落ち着いている。
発泡もさすがに無し。
口当たりは滑らかで、五百万石らしい優しい甘味。
ボディは控えめながら、生酒らしい元気さはまだある。
きっと保存の状況がよかったんだと思う。
しっかり辛口の印象が残る。
このときのアテは、あさりと穴子の深川めしのお弁当。
もちろん食べる方も飲む方も進む
軽快に飲みつつも生酒の味わいも楽しめた。
コストパフォーマンスは高かった。