ワインネタをもう一つ。
今年の自分のバースディワインから。
ちょっと日にちは経ってしまったが、やっぱり美味しいかったので備忘録的に。
スペインはリオハで確固たる地位を確立しているアルタディ。
その生産者、ホアン・カルロス・ロペスがスペイン北部の地ナバーラで作ったワインが今回の「Santa Cruz de Altazu 2004」。
リオハのアルタディの美味しさも体験済なので、非常に楽しみな1本だ
いつどこでいくらで買ったか忘れてしまった(^-^;
通常は日本なら6000円ぐらいで流通しているようだが、もちろんそんな値段ではウチに来ない
飲み頃を過ぎていたらとちょっと焦りつつ、ではでは~。
Santa Cruz de Altazu 2004
ホアン・カルロス・ロペスが発見した樹齢100年以上と言われるガルナチャ(グルナッシュ)の古木を使用している、ガルナチャ100%のワイン。
ただでさえスペインの北部であるナバーラ州の、さらに最北部にブドウ畑とボデガ(ワイナリー)がある。
このナバーラでのArtazuのワインでは、以前Artazuriという少し若いブドウを使ったワインを何度か飲んだことがある(ブログでは未アップ)。
それでも十分美味しかったのだが、このSanta CruzはArtazuの中では最高級のキュヴェ。
ちなみにこの2004ビンテージはPP95らしい
キャップシールのデザインも粋であり、このあたりがモダンなスペインワインだなと思わせる。
このシールが分厚かった。
コルクは長い。
そして液面部分は濃い色が付いており、コルク状態も完璧であった。
深く充実した濃い黒ブドウ色だが、インキーとまではいかず透明度もある。
油分もしっかり。
香りは何とも複雑だが、やはりチャーミングな深い甘いニュアンスが芯にあって心地よい。
チェリー、ラズベリー系の風味があって、そしてスパイシーさもある。
バルサミコっぽさも感じた。
しっかりとしたボディだが重すぎることはなく、むしろ清涼感を感じさせる展開。
それでもチョコレートや珈琲的なニンマリできるニュアンスもあって、美味く説明できないが魅力たっぷりのワインだった
タンニンもしっかり、余韻もしっかり。
まだ寝かせても美味しかったかも。
また機会があれば飲みたい1本