下呂温泉「みのり荘」の大浴場編の次は、いよいよこの宿の白眉、中浴場。
立寄りでは入ることのできない、宿泊者専用の浴場だ。
大浴場と同じく24時間入浴可能。
下呂温泉 みのり荘 <中浴場編>
上の写真は中浴場とは関係ない。
その中浴場の前に家族風呂があった。
使用時間をよく確かめなかったため、翌朝に覗いたらこんな具合↓。
これがかけ流しだったらやっぱり入りたかったが、サイトを見ても触れてないので使用条件などは不明。
使っているかどうかも分からない。
↑こちらは現在物置と、みのり荘の方から連絡あり。
家族風呂は別にあるそうです。
目的の中浴場は5Fにある。
男女別の内湯のみ。
みのり荘には露天風呂がないので、どうしても露天に入りたい人は親会社のアルメリアへ。
我々は湯使い的に必要性を全く感じなかったので、前回述べたようにアルメリアはスルー。
それでは浴場内へ。
少し粘れば我々で独占することができた。
そして前回も述べたが、下呂温泉のどの宿にも掲示してある分析表がこれ↓。
やはり自家源泉のことは全く触れられてない。
それはさておき、まずはお風呂!
おお、グッとくるタイル浴槽
形もカーブも美しい。
白い沈着もよいではないの。
中浴場もカランとシャワーは4セット。
やはり源泉は出なかったはず。
無色透明の湯は、大浴場編でも述べたように、分析表で源泉名「下呂温泉(幸田ポンプ所)」。
十一の源泉を集中管理(3800リットル/分)し、配湯しているらしい。
源泉温度55.5度、pH9.5のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.345g/kg。
ここで「みのり荘」の自家源泉問題。
先述通り何も明かされてないが、似たような規模の配湯による源泉かけ流し浴槽に翌日入ったのと比べて、湯の表情が色々違うんですわ。
まあ場所も離れているのでそのせいかもしれないけど、ここで湯友たちと勝手に出した結論は、この中浴場の湯は自家源泉単独使用ではないだろうか。
ここの自家源泉に惚れ込んで、経営が傾いていたこの宿をアルメリアが買収したというまことしやかな噂もあるらしいし(あくまで噂ね!)。
相変わらず単なる希望的観測なので、違っていたらゴメンナサイm(_ _ )m
観光協会とかに聞いてもまずは否定されるかな。
でもそんな夢を持ちたいでしょう、湯ヲタなら
まああくまでも表向きは配湯使用とのことなので、最終的にはそのように表記しておくけど。
※みのり荘の方から、自家源泉は一切持っておりませんとメッセージをいただきました。
よって上記の話は我々の単なる妄想、フィクションとしてお読みください。
源泉のことはまた置いておき、こちらは完全かけ流しにて使用。
オーバーフローも投入量に見合った分ある。
下呂ではなかなか貴重な完全かけ流し浴槽なのだ
浴槽内の湯の温度が実にちょうどよい
湯守がよい仕事をしている。
さほど強くないタマゴ臭がある。
大浴場の方が強いぐらい。
タマゴ味とほろ苦味、弱い甘味、ミネラル味があった。
もちろんしっかりとしたツルトロ感がある
大浴場よりも強かった。
綿状の白色や茶色の湯の花が舞っていた。
みのり荘に来るなら立寄りでなく絶対宿泊をオススメする。
この浴場に入らずして、みのり荘の湯を語ってはいけない。
下呂温泉 みのり荘
岐阜県下呂市幸田1550
0576-25-3038
素泊まり 2人なら1人3800円、1人なら5775円
<源泉:下呂温泉(幸田ポンプ所) >
アルカリ性単純温泉 (アルカリ性・低張性・高温泉)
55.5度
pH9.5
成分総計 0.345g/kg
<中浴場>
無色透明
弱タマゴ臭あり
タマゴ味、ほろ苦味、弱甘味、ミネラル味あり
しっかりとしたツルトロ感あり
綿状の白・茶色の湯の花あり
完全かけ流し
2017年3月入湯
※数値はH25の分析表(配湯)より