「伝蔵」から中心部に戻る感じに少し行くと、ちょうど肘折温泉のバス亭のはす向かいにあるのが「ゑびす屋」。
前回肘折に訪れた際、石抱温泉に立寄るため、そこを管理している「ゑびす屋」さんにお邪魔したが内湯は時間切れで入浴しなかったのである。
時間は17時近かったが、立寄り入浴を快諾していただいた。
肘折温泉 ゑびす屋
立寄り入浴料はやはり300円。
やはり外観は地味めだが、中はウッディでしかもピカピカに磨かれていた。
館内に入ってまず目にする、いや耳にするのがジャズ。
立派なオーディオ装置で、良い音で流れていた。
実はここのご主人、サックスを演奏されるらしい![]()
いつか宿泊したらそんな話もしてみたい。
こちらの宿、実は全く温泉マニアでない知人の女性より以前からぜひ行ってみて欲しいと言われていたのだ。
彼女は宿泊したのだが、まずは立寄りで。
浴場は内湯が2つ。
1つは混浴、もう1つが写真↑の奥に見える女湯。
必然、ぼくは混浴浴場となる。
そう、最初からそう言ってもらえれば、「伝蔵」のときのような不必要な心臓バクバクは無いのだ![]()
浴場への途中には小さいながら炊事室が。
宿のサイトには自炊泊ができるかは明記されてない。
しっかり自炊するにはちょっと狭いかな。
しかしこちらは食事の評判もよく、食事付き湯治コースなどがあれば、やはりそちらか![]()
それは混浴でもある殿方浴室へ。
とりあえず男側の脱衣所はぼくだけ。
女側も人の気配はないので、独り占めにできそうである。
湯気で不鮮明、失礼。
明るく、思っていたより広い浴場。
数人は楽に入れそうな規模。
入口側を振り返る。
男女の入口がご覧の並び方。
申し訳程度に緑の目隠しがあるとはいえ、女性はかなりハードルが高いであろう。
男側からの浴槽。
白抹茶色やや濁りの湯は、使用源泉がお馴染み「組合2号泉、組合3号泉、組合4号泉」の混合泉。
「伝蔵」に近い色だ。
湧出量は3本の源泉を合わせて1500リットル/分もあるとのこと。
ちなみに古い分析表も掲げてあり、昭和33年の時点では組合2号泉、昭和58年の時点では組合4号泉となっていたので、使用源泉にも変化があるのだ。
男側の洗い場がこちら↓。
シャワー付きのカランは1つ。
後は湯と水が出る銭湯のようなカランが1組のみのシンプルさ。
女側の洗い場↓はシンメトリー。
さて、湯は源泉温度64.6度、pH7.3の、ナトリウム-塩化物泉・炭酸水素塩温泉。
今まで触れなかったが、それぞれの源泉、組合2号源泉は85.1度、3号が75.6度、4号が65.5度とのこと。
加水用の蛇口が2つあるが、水は出ていなかった。
完全かけ流しであった![]()
掃除されても残る、赤茶色の沈着がアクセントになっている。
湯口の沈着、析出物がなかなかの存在感![]()
炭酸風味はほとんどなく、薬系というか臭素系のような香りが少し。
僅かな鉄味、淡い塩味と淡いダシ味がする。
この源泉らしいスベスベ感があった![]()
結局終始独り占め。
源泉は同じでも宿や浴場ごとにやはり違いがあるのが楽しい。
次やようやくこの日の宿泊した旅館編。
肘折温泉 ゑびす屋
山形県最上郡大蔵村大字南山526
0233-76-2008
立寄り入浴料 300円
<源泉:組合2号源泉、組合3号源泉、組合4号源泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)
64.6度
pH7.3
溶存物質総量 3.586g/kg
1500リットル/分(3本合計)
白抹茶色やや濁り
微薬臭、微臭素臭あり
微炭酸味、微鉄味、淡塩味、淡ダシ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2016年5月入湯
※数値はH22の分析表より

















