美味い蕎麦をいただき、準備は万端。
さあて肘折の湯を攻めるぞ~![]()
まず向かったのは、ひときわ渋い木造の佇まいがステキな「三浦屋旅館」。
もちろん自炊湯治もできる宿であるが、今回は立寄りさせていただいた。
肘折温泉 三浦屋旅館
肘折の宿は全てがいつもスムーズに立寄りできるとは限らない。
こちらは玄関に湯めぐりを歓迎する表記もあり、実際無事受付けてもらえた。
立寄り入浴料は300円。
このときは気づかなかったが、別途貸切の家族風呂があり、それは一人500円のようだ。
使用源泉が違うようなので、次回に訪れた際はそちらに入ってみたい。
この額やら何やら年代を感じるものが雑然と並ぶ感じもワクワクする![]()
フロントの上には古い分析表が。
昭和27年のもの。
源泉名「三浦屋源泉」、すなわち独自源泉である。
現在この源泉が使われているかどうかは未確認だが、ぼくが入った男湯の源泉は違うものだった。
それでは男女別の浴場へ。
脇の階段の急こう配が古い木造宿らしい。
浴場に着いたのがちょうど14時。
終始貸切状態にて使用させてもらった。
浴場は少し下る感じになっている。
あくまで低いところに浴槽を設けているのがよい。
沈着などはしっかり付いているが、浴場自体はそれほど古びていなかった。
いずれにしてよよい雰囲気だ![]()
洗い場は1組のみ。
かつてはシャワーがあったのだろうが、取り外されておりカランのみ。
窓は葦簀と桟で目隠しされているが、外は表通りである。
一番上の外観写真に写っている赤い幟がこの↑右のヤツだ。
女湯との壁は上部が空いているが、何と風景写真。
最初はビックリしたが、長逗留しているとこれを眺めるのも楽しみになるのかも。
それでは浴槽へ。
淡く白黄茶色にささ濁った湯は、使用源泉が組合2号源泉の単独使用。
混合泉で使用されることも多いので、単独使用は嬉しい![]()
源泉温度86.4度、pH7.4の、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
蒸発残留物は4.012g/kg。
源泉温度が高いので、最小限の加水によってかけ流し使用されている。
やや熱めのピリッとする浴感があった。
オーバフローロードは3つほど溝が刻まれ、黄赤茶色などの沈着と共に美しくかけ流されていた。
ハットのように洗面器が被せられた湯口からは、金気臭がする。
淡い鉄味、僅かな塩ダシ味、そしてごく僅かな苦味もあったか。
炭酸風味の名残のようなものが淡く感じられた。
重曹泉らしいしっかりとしたスベスベ感が心地よい。
炭酸水素イオンは1356mgある。
最初から鮮度のよい肘折の湯、それも単独使用の源泉を楽しめ、気分はいっそう盛り上がったのであった![]()
肘折温泉 三浦屋旅館
山形県最上郡大蔵村大字南山490
0233-76-2046
立寄り入浴料 300円
<源泉:組合2号源泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)
86.4度
pH7.4
蒸発残留物 4.012g/kg
淡白黄茶色にささ濁り
金気臭あり
淡鉄味、微塩味、微ダシ味、微炭酸味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
赤茶色の沈着あり
加水(微量)かけ流し
2016年5月入湯
※数値はH14の分析表より

















