「波来湯」の後は徒歩で数分のところにある、飯坂温泉のシンボルとも言える「鯖湖湯」へ。
長らく飯坂温泉はここしか入ったことがなかった…1998年に訪れ、あまりの熱さにほとんど浸かることができず撃沈の思いを持ち、以後飯坂温泉自体を避けてきたのである(^_^;)
まずは鯖湖神社で手を合わせる。
「飯坂神社発祥の地」の碑があった。
そう、飯坂温泉で一番古い湯なのだそうだ。
ちょっと待った、「波来湯」でも飯坂で一番古い浴場って表記があったぞ。
開業年代が分かる一番古い湯が「波来湯」とのこと。
源泉自体はこちらが古いようだ。
その源泉を貯湯する槽が神社のそばにある。
歴史をイメージさせているが、貯湯槽なので新しいものである![]()
そして御大「鯖湖湯」へ。
1993.年に明治からの浴場を再現し、この特徴ある建物となった。
これほど堂々として美しい木造建築の共同浴場も他にそうはあるまい。
名前の由来は西行法師がこの湯を訪れた際に詠んだ句に出てくる東夷の左波子から来るらしい。
飯坂温泉 鯖湖湯
入浴料金は200円。
自動販売機で買って、窓口の男性に渡す。
18年前は100円だった…湯経験が少なく、その料金に驚いたものだ。
さて、鯖湖湯は館内全体が撮影禁止になっている。
ぼくの他はお客が一人だったが、そういうわけで浴場写真は無し。
数人が入れる御影石の美しい浴槽には、無色透明の源泉「湯沢分湯槽」が、基本的に完全かけ流しにて投入されている。
看板の通り、源泉温度51度、pH8.6のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.6155g/kg。
浴場の隅にかけ湯コーナーはあるが、カランやシャワーはない。
ただし浴槽の周りは十分に広く、浴槽の縁に直接座り、湯を汲みつつかけ湯しつつ、身体を洗う人が多い。
桶は壁に設置された棚に美しくピラミッド型に積み上げられていた。
浴槽の真ん中にある湯口には温度計が設置されており、この日は何と45.2度とこなれた温度![]()
18年前の雪辱を晴らすがごとく、快適に入浴した。
ごく僅かに芒硝臭があり、僅かな塩味と僅かなほろ苦味がある。
スベスベ感はしっかりあった。
小さな白や黒、灰色の湯の花が少し見受けられた。
浴場の風格、雰囲気、そして湯や湯使いを見ても、やはり飯坂温泉に来るたびに外せないであろう。
飯坂温泉 鯖湖湯
福島県福島市飯坂町湯沢32
入浴料 200円
<源泉:湯沢分湯槽>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
51℃
pH8.6
成分総計 0.6155g/kg
無色透明
微々芒硝臭あり
微々塩味、微ほろ苦味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2016年3月入湯
※数値はH17の分析表より






