養老温泉は「天龍荘」1軒だけの立寄りとし、君津市へ移動。
房総半島で珍しい硫黄泉を湧出するという、七里川温泉へ向かった。
宿泊のできる一軒宿である。
駐車場にはそれなりに車があり、人気の施設なのである。
七里川温泉
千葉で「天然硫黄」と名打ってる温泉があると知ったときはちょっと驚いた。
ユニークなフロント。
立寄り入浴料は800円と、千葉では標準料金。
こちら七里川温泉、もちろん温泉がメインなのだが、いろりの宿というのも売りなのだ。
館内には「いろり亭」という食事処がある。
壁に掲げてあるメニューは、一般温泉施設では考えられない豊富さ
酒を飲まずしてこういったものを楽しめる自信がないので、残念ながらスルー。
ああ、楽しそうだ。
勝浦の地酒「腰古井」か、あああ。
気を取り直し(^^ゞ、浴場へ。
浴場へは廊下を進み、階段を少し上がったところにある。
何とも頼もしい字面
浴場は男女別に、そろぞれ内湯と露天風呂。
男女は入れ替わり制。
露天風呂は大きなものが1つの浴場と、それよりは小さい浴場が2つのパターンがあるようだ(違っていたらスミマセン)。
駐車場の状況で予想できたが、先客が何人か。
まあ仕方ないと腹をくくるが、先客以前に我々に立ちはだかるものがあった。
またしても、湯気である(^_^;)
載せるレベルには到底ない写真であることをお許しくだされm(_ _ )m
視界は真っ白、ホワイトアウトだ(^_^;)
洗い場を撮ってみた↑が、何のことやら・・・(^^ゞ
無色透明の源泉は源泉名はそのまま「七里川温泉」。
源泉温度16℃の、総硫黄とメタケイ酸と炭酸水素ナトリウムの項で温泉法の温泉に適合している。
成分総計は0.69g/kg。
総硫黄は硫化水素イオンが1.1mg、チオ硫酸イオンが0.5mg、リン酸水素イオンが0.2mg、遊離硫化水素が0.2mgの計2.0mg。
pHは表記が無かったが、中性から弱アルカリ性のようだ。
当然加温しているが、かけ流しにて使用されていた。
加水も消毒も無し。
2か所ある湯口からの源泉は、浴槽の規模からすると投入量は決して多くはないものの、ややコクのあるタマゴ臭はしっかりある。
くっきりややコクのタマゴ味が美味しい。
硫黄泉らしいスベスベ感もしっかりあった
露天風呂エリアへ。
常時入浴者がいて、写真はこれだけ。
ここで使用されていた源泉は内湯の硫黄泉ではなかった。
井戸水を加温して使用しているとのことだが、僅かに黄色がかった透明。
タマゴ臭は全く無いが、僅かな鉱物風味、僅かなほろ苦味があり、小さな黒い湯の花もある。
加温かけ流しであり、スベスベ感もしっかり。
別源泉ととらえてよいレベルだ
建物の入口には非加熱源泉がそのまま味わえる飲泉所がある。
硫黄泉らしい白い湯の花が美しい。
タマゴ風味がよりくっきりだ
次は君津市でもう1湯、非黒湯を。
七里川温泉
千葉県君津市黄和田畑921
0439-39-3211
立寄り入浴料 800円
総硫黄とメタケイ酸と炭酸水素ナトリウムの項で温泉法の温泉
16度
成分総計 0.69g/kg
無色透明
ややコクのあるタマゴ臭あり
ややコクのあるタマゴ味あり
しっかりしたスベスベ感あり
加温かけ流し
露天風呂は微黄色透明、微鉱物風味、スベスベ感、黒い湯の花を持つ鉱泉を加温かけ流し
2016年2月入湯
※数値はH17の分析表より