湯の峰温泉「お宿 くらや」をチェックインしてまず向かったのは、実は奈良県にある日本最大の村、十津川村。
いくつか温泉があるが、個人的にも超久しぶりに十津川温泉へ。
今回最初に訪れたのは、我々としては珍しい系統、広い敷地の「昴の里」にある「ホテル 昴」。

あいにくの天気だったが、雲の煙る山間の風景も悪くない。
この門↑からホテルのエントランスまでは距離がある。

きれいに整えられた風景を眺めながら、ホテルへ向かう。
途中に見えたのは、野外ステージか。

フェスとかやったりしてるのかなぁと思いつつ、ホテルの玄関に到着。
十津川温泉 「ホテル 昴」

今回このホテルを選んだ理由の一つは、温泉博士の手形に載っていたということ
立寄り入浴料は通常800円だが、無料にて入らせていただいた。
もう一つの理由は、すべての温泉施設が安心して立寄れる証、「源泉かけ流し宣言」を日本で初めて2004年に行ったのがこの十津川温泉郷だったのである。

それまではここの湯も循環使用だったらしい。
でも今はそんな心配をすることはないのだ
ホテルのロビーは広くて天井が高く、気持ち良い。

オブジェがあったり中二階があったり、なかなか飽きさせない造りになっていた。
そして温泉施設はこのホテル本館とは別の建物にある。
温泉保養館「星の湯」と呼ばれていた。
建物は別だが導線には屋根があり、雨に濡れることはない。
保養館は土足禁止となる。

男女別、内湯の大浴場と露天風呂を中心に、浴槽はいろいろバリエーションがある。
宿泊すると、男女が入れ替わるためすべての浴槽に入ることができるようだ。
それでは男湯へ。

雨の日の平日昼下がり、さすがにお客は少なかった。
まずは内湯の大浴場から。
プールのように大きいが、実は温泉を使用したプールが別にあるらしい。
湯は無色透明。
使用源泉は十津川温泉の共用泉で、2号源泉と7号源泉の混合泉。
どの浴槽も同じ源泉を使っている。
洗い場もしっかりスペースはとってあった。
源泉使用ではなかったかな。
上記の通り、この広い浴槽でも現在はかけ流しにて使用されている
源泉温度が75.6度と高いため、おそらく加水はしているようだ。
淡く茶色っぽい沈着が少し見受けられた。

反対側の縁からもオーバーフローはしっかり。
ここまで大きい浴槽でもかけ流し、素晴らしい

その源泉は、泉質にするとナトリウム-炭酸水素塩泉とシンプル。
しかしコクのある硫黄臭とコクのあるタマゴ味を感じる、バリバリに温泉感のある湯だ
ではもう少し小さな露天風呂へ。
雨が入ってしまうが、その分加水を減らせてもらえてればいいなぁ。
こちらももちろんかけ流し。
露天エリアには源泉の飲泉所があった。

ここでは淡いながら炭酸味を感じた…シュワシュワ感ではなく味わいとして。
遊離二酸化炭素は10.4.6mg程度だが、源泉の味わいに奥行きを出してくれる。
他には淡い鉄っぽい味も。
分析表では鉄イオンは0.1㎎しかないのだが、他の陽イオンとの合わせ技なのだろうか。
露天風呂に戻る。
浴槽の広さに見合う量がしっかり投入されていた。
やはりスベスベ感が心地よい。
ちなみにpHは分析表には直接明記されてなかったが、他の表記で6.9(7.5もあり)となっていた。
成分総計は1.833g/kg。
炭酸水素イオンは1000㎎超えしている。
この他に寝湯があった。

理由はともかく、実は寝湯が一番湯が新鮮に感じた。
風味もしっかりある。
総硫黄は0.5㎎ぐらいだから含硫黄となるにはかなり遠いが、それでもなかなかのタマゴ系風味があったなぁ

皆さんもここに来られたら、寝湯はお忘れなく
他の浴槽としては、まず打たせ湯。

茶色系の沈着が見事だが、落としている量は多くなく、打たせ湯としては少々物足りない。
後は「低温風呂」となっているが、要は水風呂。

しかし水風呂もしっかりかけ流しで、交互入浴がとても気持ち良かった
と言うわけで、十津川温泉の源泉がちゃんと味わえる、大きくて綺麗な浴場である。
次は十津川の共同湯へ。
十津川温泉 「ホテル 昴」
奈良県吉野郡十津川村平谷909-4
0746-64-1111
立寄り入浴料800円のところ、温泉博士の手形で無料













